猫1匹 ページ1
「ねえねえやっぱ思うんだけどね、花って動物に例えたら猫だと思うの。」
「急に何よ。」
「今朝テレビ見てたら動物性格占いの特集があってね、花の性格がもう猫そのものだったのよ。
あ、ちなみに私はアヒル。」
まだ夏になる前の、梅雨にもなってないような春のこと。
誕生日が近いからと、親友であり、同時に従兄弟の志村妙が私をカフェに誘ってくれた。
テラス席に案内されて、ちょうどいい陽気が差し込む先には手元にあるアイスコーヒーのコップ。
ミルクしか入れてないそれは甘くないから、さっき妙ちゃんに飲ませたらとんでもない顔をされた。
どれくらいとんでもないのかというと、想像にお任せしよう。
街でも有名な美人キャバ嬢の変顔など誰が得するのか。
目の前の妙は抹茶ラテを飲んでいる。隣には寂れた団子屋がある。こんな新しいカフェができたことで商売上がったり、そんなところだろうか。
「花ってなんだか気分屋でしょう?今日だってここで会ってることすら珍しいじゃない。」
「酷いなあ。私がまるでドタキャン当たり前みたいな言い方じゃん。」
「だってそうよ?この前も大江戸プールに行こうって誘ったら前日になって急用ができた…だなんて。」
「それはこの時期に行くのが寒いから…って違う違う。普通に急用だったんだって。」
「嘘ついたわね?」
「ついてないって!」
「んもう…めんどくさがり屋なのも大概にした方がいいわよ。ただでさえ友達が従兄弟である私しかいないなんて。」
「新八がいる。」
「そうじゃないわ!女の子の友達のことを言っているの。私は心配だわ。同じ年なのにここまで違うなんて。」
「そりゃ育った環境も違えばそうなるでしょ。それに私と妙は全く違う存在だから違うことを責められても…」
「それもそうね。」
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インク(プロフ) - ふゆきさん» 完結おめでとうございますw沖田くんが不器用なのは知ってた←そこが可愛いんやろ。沖田くんは私の中ではいつまでも好きなキャラ1位だな(`・ω・´)キリッ (2018年3月7日 16時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - インクさん» 夢女子は悪くありませんよ…(・∀・) (2018年3月6日 23時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - 更新されるたびにヒヤヒヤしてます...沖田くん、頑張れぇ... (2018年3月6日 23時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - そもそもが人間なんだからしゃーないしゃーない。てか、それを受け入れろよ。現実を受け入れろよ沖田くん←現実を受け入れずに夢小説に現実逃避してるのはどこの誰でしょーねー。分かったらさっさと自分の将来とか考えろや(ヒィ!すみませんでした!)という茶番でしたw (2018年3月5日 19時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - まかろんさん» ありがとうございます!沖田は絶対猫派だと信じてますからね。はい。 (2018年3月4日 18時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふゆき | 作成日時:2018年2月25日 15時