検索窓
今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:70,842 hit

猫1匹 ページ1

「ねえねえやっぱ思うんだけどね、花って動物に例えたら猫だと思うの。」


「急に何よ。」


「今朝テレビ見てたら動物性格占いの特集があってね、花の性格がもう猫そのものだったのよ。

あ、ちなみに私はアヒル。」


まだ夏になる前の、梅雨にもなってないような春のこと。


誕生日が近いからと、親友であり、同時に従兄弟の志村妙が私をカフェに誘ってくれた。


テラス席に案内されて、ちょうどいい陽気が差し込む先には手元にあるアイスコーヒーのコップ。


ミルクしか入れてないそれは甘くないから、さっき妙ちゃんに飲ませたらとんでもない顔をされた。


どれくらいとんでもないのかというと、想像にお任せしよう。


街でも有名な美人キャバ嬢の変顔など誰が得するのか。


目の前の妙は抹茶ラテを飲んでいる。隣には寂れた団子屋がある。こんな新しいカフェができたことで商売上がったり、そんなところだろうか。


「花ってなんだか気分屋でしょう?今日だってここで会ってることすら珍しいじゃない。」


「酷いなあ。私がまるでドタキャン当たり前みたいな言い方じゃん。」


「だってそうよ?この前も大江戸プールに行こうって誘ったら前日になって急用ができた…だなんて。」


「それはこの時期に行くのが寒いから…って違う違う。普通に急用だったんだって。」


「嘘ついたわね?」

「ついてないって!」


「んもう…めんどくさがり屋なのも大概にした方がいいわよ。ただでさえ友達が従兄弟である私しかいないなんて。」


「新八がいる。」


「そうじゃないわ!女の子の友達のことを言っているの。私は心配だわ。同じ年なのにここまで違うなんて。」


「そりゃ育った環境も違えばそうなるでしょ。それに私と妙は全く違う存在だから違うことを責められても…」


「それもそうね。」

猫2匹→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
82人がお気に入り
設定タグ:猫化 , 銀魂 , 沖田総悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

インク(プロフ) - ふゆきさん» 完結おめでとうございますw沖田くんが不器用なのは知ってた←そこが可愛いんやろ。沖田くんは私の中ではいつまでも好きなキャラ1位だな(`・ω・´)キリッ (2018年3月7日 16時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - インクさん» 夢女子は悪くありませんよ…(・∀・) (2018年3月6日 23時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - 更新されるたびにヒヤヒヤしてます...沖田くん、頑張れぇ... (2018年3月6日 23時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - そもそもが人間なんだからしゃーないしゃーない。てか、それを受け入れろよ。現実を受け入れろよ沖田くん←現実を受け入れずに夢小説に現実逃避してるのはどこの誰でしょーねー。分かったらさっさと自分の将来とか考えろや(ヒィ!すみませんでした!)という茶番でしたw (2018年3月5日 19時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - まかろんさん» ありがとうございます!沖田は絶対猫派だと信じてますからね。はい。 (2018年3月4日 18時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふゆき | 作成日時:2018年2月25日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。