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運命の夜 ページ1

・・・




「銀。私はあなたが好きなんだよ。」





瞳から浮かんだ涙は、誰も拭ってくれることなく滴り落ちていく。


跨っている彼の姿は無防備で、私はただ虚しかった。


まるで水に浮かんだ花弁のようにゆらゆらと行く宛もなくさ迷っているような恋に、終止符を打ちたかっただけだったのに。







「…答えらんねえ。」







女よりも若しかしたら綺麗な白い肌の手のひらを私の頬にやって、少し切なそうに答えた銀。


その言葉は私の胸を切り裂く鋏に等しかったのだ。





嗚呼願いが叶うなら、





ねえ、銀。






もう一度貴方のその声が聞きたい。

声→



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作者名:hikari | 作成日時:2017年12月22日 23時

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