大嫌い、本当は大好き【skt】

9日目 ページ11

浦田渉side


学校の帰り道

いつも通りの道のりで帰ると

公園に女の子が1人座っていた

よく見ると髪の毛もボサボサ

青紫色の殴られた跡

乱れた服

流石に放っておけないと思い

彼女の近くに行く

「大丈夫!?」

と声を掛けると彼女は俺に目線を合わせた

少し絶望を感じているような

光のない赤色の目

少しばかりドキッとしてしまった

その後話を聞いてみると全部話してくれた

その後色々話してると

なんと坂田のよく話してる幼馴染だった

これは凄いなと驚いている反面

『なんで守ってあげれてないんだ』

『お前がいつもあんなに愛おしそうに話している幼馴染は今こんなに辛い目にあってるのに』

と少しイラついた

その後も少し話していたが

時間が経つのは早くて公園の時計を見ると

短い針はもうすぐで7を指そうとしていた

「もうこんな時間か」

「時間が経つの早いね」

本当に早い

まだAと居たい

そう思ってしまった

「そろそろ帰るか、家どこ？送るよ」

「え、大丈夫だよ！」

「いいって危ないだろ？」


あー


君から離れたくない


せめてもと思い


彼女を家まで送った


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久しぶりの投稿ですみません
色々忙しくてなかなか上げられませんでした

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