強くなりたいだけなのに

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ヤツらに絶望する俺


服を掴み順平は


順｢ゆ…うじ…な…んで？｣


と言い倒れた


真｢あっもう死んだ？ちょっと乱暴に形変えたからねこんなもんか｣


と笑いながら言う真人


俺は拳を握りしめ


思いっきし真人を殴った


真人は少し吹き飛んだものの


真｢残念俺には効かないよ｣


と平気そうに言った


真｢魂の形を保ってい＿＿＿｣


だか突如鼻血が大量に出てきた


真｢！！知覚しているのか｣


何かを納得したように言う真人


今まで俺の口から出た言葉は



全て嘘だったんじゃないかと思えるくらい



腹の底から出た本音



虎｢ぶっ殺してやる｣



真｢祓うの間違えだろ、呪術師｣



．



．



貴方side



目覚めると私は学校の階段に座っていた


『あれ…私…』


屋上で真人にやられて気を失ったはずじゃ…


そう思いながら周りを見ると


ボロボロな壁


飛び散らかったガラスの破片


そして


倒れている変形した人


私はゆっくり近づき顔を見る


変形仕切ったものの直ぐに分かった


『っ！順平！！』


私は自分の上着を順平に掛け


体を揺らしひたすら声をかける


『順平くん！！っ…どうして…！！』


すると順平は掠れた小さな声で言った


順｢A…｣


『そうAだよ！！』


恐らく順平をやったのは真人


あいつは私の術式を自分と似てると言った


だから治せるんじゃないか


そう一瞬頭に過ぎった


『今…！治すから…！』


やった事もないし治るかも分からない


もし失敗したら


これ以上順平が傷付いたら


そう考えると手が震えて仕方なかった


『でも、やるしか…！』


そう決心した私は順平の体制を変え膝に頭を乗せる


そして術式を発動する


すると少しずつ順平の体は元の体へと戻っていった


『っ！順平くん！もう少し我慢して！！』


数十秒後順平の体は元に戻った


『大丈夫！？』


順｢A…｣


戻って良かった


と安心していると


順｢かはっ｣


順平が吐血した

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