強くなりたいだけなのに

67 ページ19

また先程の術で襲ってくる呪霊


『狗巻先輩大丈夫ですか？』


狗｢しゃけ｣


と飲み物を飲みながら言う先輩


｢来るぞ！｣


狗｢止まれ｣


狗巻先輩がそう言うと1度止まる呪霊


｢百斂｣


『空掌覇爆･連』


そうすると相手に傷が付いた


｢急げどうせすぐ治る｣


私達は建物外へ逃げると呪霊も続いて出てきた


伏｢狗巻先輩が止めてくれる。ビビらずいけ｣


恵くんは鵺を出し呪霊の方へ向かわせるが


鵺は呪霊に突き刺されてしまった


狗巻先輩の方を見ると


大量の吐血をしていた


『狗巻先輩！！』


私は急いで駆け寄り


先程悠仁に血をあげる時みたいに別の所を切る


『先輩！飲んで！』


と言うと狗巻先輩は血を吸った


すると呪霊は隙を見逃す訳がなく


加茂さんを殴った


少し飛ぶ加茂を恵はキャッチする


伏｢生きてますか！？加茂さん！！｣


狗巻先輩が立ち上がるのを確認して


私は加茂さんの方へと走り


『嫌だったらすみませんね！』


自分で腕を絞り加茂さんの口の中へと血を垂らす


狗巻先輩はというと


恵くんの方へ行きもう一度呪霊に呪言を使った


狗｢ぶっとべ｣


呪霊はぶっ飛びそこに真希さんが奇襲をかけるが


刀はあっさりと折られてしまった


【そのナマクラでは私は斬れませんよ】


真｢ちっ｣


私と恵くんはすかさず攻撃をする


私は読先生から前に借りた輝呪蕾で


1度真希さんに返したものの


真｢これやるよ｣


とくれた為念の為にと持っておいた


【こちらの刀は悪くない】


【貴方を刀の太刀筋が素晴らしい】


真｢もっといいのがあるぜ｣


恵くんの影から出した呪具を受け取る真希さん


真｢これを使うのは胸糞悪ぃけどな｣



特級呪具 遊雲

68→←66

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す