強くなりたいだけなのに

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『私が1度やつを止めます。長くはありませんがその隙に』


真｢分かった｣


私は目に呪力を流し


透麗眼を開く


呪霊のことを見て止める


止めるのは1度宿儺に無意識で使った事がある


その事を悟先生に話し


修行の時に透麗眼を慣らす為の修行も少しはした


．


五｢今は止められて10から15秒ってとこかな〜｣


『はぁ…はぁ…』


五｢まぁ最初はこんなもんよ｣


五｢透麗眼は慣れない内は反動が大きい。どんどん眼を慣らしてより少ない呪力で術を出せるようにするんだ。そうすれば治療の方も止めるのも上手くできるようになるだろう｣


『はい、頑張ります。』


．



【動けない…貴方が華雅美Aか】


呪霊が話しかけてくるが無視をする


神経を研ぎ澄まし


できる限り長い時間止める


【貴方はこちら側に来てもらわなければなりません】


【それにそっち側は貴方の大嫌いな悪人しかいない】


『はぁ…はぁ…』


使いすぎなのか目から血が流れてきた


【貴方の祖父母は呪霊と手を組んだ人間。元呪術師だった呪詛師が殺した】


呪霊がそう言うと突如


物凄い頭痛がした


『あ"ぁ！！』


あまりの痛さに


頭を抱え地面にしゃがみ込む


伏｢A！！｣


真｢ちっ｣



【人間は嘘で出来ている】



【貴方の仲間もいつ貴方裏切るか…】



【それにこちら側にくれば貴方が会いたがっている】




【両親、祖父母にも会わせてあげましょう】




【こちら側にくれば楽になれますよ】




呪霊の言葉がやけに私の耳に響いた

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