強くなりたいだけなのに

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東｢いいスピード、力だ｣


東堂先輩は何も無かったかのように立っている


その姿に少し焦る


少し力入れたんだけどなぁ


と思いながらも構えると


東堂先輩は急に


東｢はぁうわ！！｣


と心臓辺りを抑えた


虎｢『え』｣


状況が掴めず悠仁と顔を合わせる


少し経つと東堂先輩は立ち上がりこちらへ向かってくる


私達は警戒して構えると



東｢あの…お、お名前…聞いてもいいですか…｣


と照れながら私には尋ねてきた


『へぁ？』


全く予想もしない行動に困惑する私と悠仁


『華雅美…Aです…』


と名前を教えると


東｢名が体を表すとはこの事か！！！｣


と叫び出した


東｢さっきの打撃効きました！！握手お願いします！！｣


と言われたので握手すると


東堂先輩はぽっと顔が優しくなった


え、まじでどういう状況？


虎｢何が何だかわかんないけどAから離れろ！！｣


悠仁は東堂先輩に蹴りを入れる


手は離れ東堂先輩が少し離れる


東｢やってくれたな1年…お返しだ。死ぬ気で守れ｣


そういうと東堂先輩は悠仁を思いっきし殴った


受身は取ったものの悠仁は飛んでいく


『悠仁！！』


東堂先輩は飛んで行った悠仁の方へ行く


『速い！！』


私も急いでそちらへ向かった

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