【銀魂】泡沫とりんご飴【沖田総悟】 (ページ9)

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「……ん…？」

目が覚めると見覚えの無い天井が広がった。

少し痛む体を庇いながらなんとか起き上がるとそこには先ほどの栗毛の少年とマヨネーズの客、そしてゴリラがいた。

「…………え。」

いや。カオスすぎるでしょ。

先ほど倒したはずなのに…と記憶の回路を辿ろうとした時。

「あ～…悪かった。」

すまねぇ、と間髪入れず頭を下げるマヨネーズの客。

「………すいやせんでした。」

「本当に、申し訳ない…」

ゴリラが続けて喋る。

「うちのトシと総悟がすまないな…怪我はないかいお嬢さん。」

…………総悟…？

いや、まさか気のせいだよな。同姓同名なだけかもしれないし…

すると栗毛の少年が口を開いた。

「………アンタ。Aかィ。」

不意に名前を呼ばれ振り向く。

名乗っていないはずだが。どこで知ったのだろう。

「そうですよ。Aです…けど…」

というと少年はやっぱり、という。

まさか。本当にあの総悟君なのか？

「そ……うご…君？」

「なんでィA。」

嬉しそうに頬を染め名前を呼びながら抱きつく。

「く…苦し……ガハッ」

「総悟君…!!どこいっていたんですかっ…!!?」

私はすでに屍と化した総悟君を揺さぶる。

「なんつー馬鹿力だ……」

トシさんが青い顔でこちらをみてくる。

「…っ俺たちは真選組になった。」

「真…選組……？」

簡単に言えば警察だ、とトシさんが説明する。

そうか。あの私をいつも守ってくれた総悟君は警察になったのか。

「警察……凄いですね。…流石です。」

警察があんなことしてていいのか、なんて先ほどの喧嘩を思い出しながら考える。

苦笑いしているととある記憶が頭の中を横切った

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