【銀魂】泡沫とりんご飴【沖田総悟】

10 夏祭り ページ12

『総悟君 総悟君!!夏祭りに行きませんかっ…??』


何時もの木のしたで懸命に話しかける。


すると気の影から総悟君が顔を出した。


『………Aはいきたいのかィ。』


珍しく総悟君が人の意見を聞いている。


ふおおっと勝手に感動していると早く言えと言われる。


『い、いきたいです!!総悟君と!!』


総悟君は少し考えた後まぁいいかという顔をして木から降りてきた。


『………いつ？』


『今日!!』


『いきなりだねィ………』


すると待ってろといい森の出口に向かっていった。



30分たった。



総悟君が苦い表情をしながら戻ってきた。


もしかして…


私は咄嗟に聞いた。


『やっぱり…ダメでしたかね……』



わかってたんだ。



総悟君は修行が忙しいんだ。



夏祭りなんて…ダメだよね。




『………悪ィ。』


ぐっと泣きそうなのを堪えじゃあもう行くね、と震える声で話す。


そのあとは一目散に森を駆け抜け
た。


何故だか涙が止まらなかった。

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