story9:お別れ ページ12
数日後、Aの怪我は綺麗さっぱり治った。普通なら一週間以上かかる怪我だがトリエル曰く、「人間とモンスターのハーフはモンスターほどではないが怪我の治りが早い。｣らしい。
そして二人はトリエルにルインズの出口まで送ってもらっている最中だ。
「ねえ、アズゴアって知ってるかしら？」
『アズ...ゴア？』
Aは何故かその単語にすぐさま反応。どうやら聞き覚えがあるらしい。はっきりしていないが。
『あれ？知ってるはずなのに何故か思い出せない...』
「無理に思い出そうとしなくていいわ。考えすぎはよくないもの。あら、もう着いちゃったのね...｣
「あ...ほんとだ...｣
三人の目の前には大きな門があって奥からは一筋の光が差し込んでいる。
「いい？ここを通ったら振り返らない、戻らない。辛いかもしれないけどごめんね。｣
そう言ってトリエルは二人を抱きしめる。
『(あれ？何故だろう...この感触...懐かしい...)』
お姉ちゃん！こっち！
あ！待ってよ＿、＿！
お姉ちゃん、私達を捕まえられるかな？
あはは、三人とも元気だね。
そうね〜。
ほら捕まえた！
うわっ！お姉ちゃん早すぎるよー！
＿ったら、あっけないの。
ほら＿も捕まえた！
反則だよ〜...
「...お姉ちゃん？」
「A、大丈夫？」
気づいたらそこはルインズの出口だった。どうやらAは何かを思い出したらしい。鮮明ではないが。
『あ...うん、大丈夫！ありがとう、二人とも。』
「ならいいけど...それじゃあ、元気でね！｣
「うん！ありがとう、ママ！｣
「何故かしら...あの子とは初めてじゃないような気がする...｣
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レーニャン - 続き気になってます。更新待ってます。 (2021年9月13日 18時) (
レス) id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
ぬっちる - 作者さん！貴方の小説に惚れました！！(別シリーズも) (2020年9月24日 22時) (レス) id: c8cb0af4f3 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！＊月夜は決意で満たされた (2018年10月28日 14時) (レス) id: f9bc2076b3 (このIDを非表示/違反報告)
コハク - *最高。この一言に、限る作品だと、私は思った。ケツイがみなぎってきた。(唐突) (2018年10月28日 12時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - あーう↓んだぁぁぁぁぁう↓↑てゑゑ!?る (2018年10月14日 16時) (レス) id: f9bc2076b3 (このIDを非表示/違反報告)
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