【HIGH ＆ LOW】横浜天竺の兄妹はSWORD地区へ【東リべ】 (ページ15)

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あの後病院に刈り上げを送り届けた私とイザにぃと鶴蝶は、私達兄妹の住む家に鶴蝶を連れて帰った。

｢そういやオマエ、学校はどうした？｣
『卒業したのは知ってるけど……もしかして、私達の通う鬼邪高に来るつもり？』
｢あぁ、そのつもりだ｣

鶴蝶が案の定そう言うと、イザにぃは明日早めに学校に行って職員室に鶴蝶を連れて行くと言った。

｢鬼邪高校のことは調べたから入学方法は知ってる……2人が勝手に行っちまった後に、バイトしたから金はあるぞ｣
｢ったくお前は……今日はもう遅いから、川の字で寝るか｣

イザにぃのその提案に乗った私と鶴蝶は、布団を持ってきてやることを済ませたあと眠りについた。

翌日の朝、いつものように下っ端の連中がアパートの前に着いたと連絡が入った為に私達は部屋を出た。

外に出ると一斉に｢おはようございます！｣と大きな声が響き渡った為に声のトーンを下げるように言った。

鶴蝶の存在に目を移した下っ端の1人が鶴蝶に対しても一礼すると、鶴蝶にソイツが話しかけた。

｢あなたが鶴蝶さんっすか！｣
｢あ、あぁ……｣
｢イザナさんとお嬢からは話は聞いてます！今日から鬼邪高に入る1年だとしても、鶴蝶の後にももちろん俺らはついて行きます！！｣

イザにぃはアパート前に用意していたバブに跨ると、私達全員に｢行くぞ｣と一言声をかけて学校に向かって走っていった。

学校に着き、職員室で鶴蝶がお金を渡すと教師からは了承の返事が返ってきた為に鶴蝶はお礼を言い、私達天竺一派は全員屋上に向かって足を進めた。

屋上に着くと、泰清一派のモヒカンが一人たそがれていたのを見つけ、その少し上からは司一派の3人組が声を掛けていた。