【アダムス・ファミリー】アダムス家次女の学園生活【ハリーポッター】 (ページ7)

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Aとドラコが墓場を歩きドラコの目に止まったのは、名前の上にある石像だった。

｢A、この不気味な石像は……｣
『ママから聞いた話だと私達アダムス一族は、精神異常者･極悪人･変態の殺人鬼ばかりらしいわ』

Aがドラコにそう言うと、目に留まる人物達の石像の前に立って紹介し出した。

『まずはラボージア叔母様。彼女は、銃殺刑にあったから石像にもその事がよく分かるように穴だらけになってるの

次にママの従兄弟に当たるフレッジは、両手を馬に結ばれてバラバラにされた

そしてアイマー叔父様は生き埋めにされ、パパの両親は集団リンチで八つ裂きにされたそうよ』

ドラコはその話をAから聞くと、背筋が凍りつくような気分になったが先に進むAの後を逃げ出すように走って追いかけた。

『それから私達アダムス一族には、｢歯向かう者は死を持って償うべし｣という古くから伝えられているモットーがあるみたい』
｢今更だが、結構アダムス家は怖いんだな……｣
『まぁ近所の人達からは、お化け一家と呼ばれているしそこまで気にしたことは無いわ』

そう言うとAとドラコの元に右手だけのハンドがやって来てモールス信号で眠る時間だと伝えに来た。

Aがハンドに｢分かった｣と告げると、Aはドラコと一緒に2階の部屋に向かい、明日は起こしに来ると告げて部屋に入った。

ドラコは用意された部屋に入ると、広々としたベッドに横になって就寝した。

次の日の朝になるとAは昨夜の約束通り、ドラコが寝ている部屋に入るとドラコを揺さぶって起こした。

『ドラコ、これから朝食よ』
｢おはよう、A……｣

Aとドラコが着替え終わり食卓である地下のような場所に着くと、既にルシウスとナルシッサやウェンズデー達が集まっていたがまだパグズリーが来ていなかった。

｢おはようございます。父上、母上｣
｢おはようドラコ、A｣

ルシウスがそう言った時パグズリーが外から標識を持ってきて、それをラーチに手渡した。

｢では朝食を摂る前に、毎朝の日課であるあれ(･･)を聞いてから食べるとしよう｣

ゴメスがそう言った瞬間、外で車が落下する音と人の悲鳴が聞こえてきた。

｢今の音は……｣
『毎朝パグズリーが家の近くにある標識を抜いてきて、車が落下する音と人の悲鳴を聞いてから朝食にするのが、私達の朝の始まりなの』

Aがドラコとルシウス夫妻にそう言うと、祖母であるグラニーがドラコ達マルフォイ家には一般の人が食べる食事を出し、A達にはグラニーのスペシャル料理という名の緑色の炒め物が置かれた。