【アダムス・ファミリー】アダムス家次女の学園生活【ハリーポッター】 (ページ15)

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翌日の朝、スリザリンの1年生であるドラコとA、そして今朝知り合った同じく1年生であるセオドールとルームメイトであるパンジーは全員で、教科書と羊皮紙、羽根ペンを持って4階にある教室に向かった。

｢何で寄りによって朝から魔法史なのよ〜｣
｢俺なんか絶対寝ると思う……｣
『セオドール、アンタが寝る時はブラッディに喉笛に噛み付かれて永遠に眠ると決まった時かしらね』
｢やべっ……絶対起きてるわ｣
｢Aがそれを言うと、実際にやりかねないから止めてくれ……｣

ドラコがAの隣で呟いていると、黒板をすり抜けてゴーストでありながらも教鞭を取っている教授のビンズが現れた。

｢本日は1911年のガーゴイルのストライキについて行う｣
『まさか本当にゴーストが授業を行うなんて……これだったら私の家の先祖の人もゴーストとして教鞭を取れていてもおかしくはないわよ』
｢それじゃあダンブルドアも採用しないだろうさ……｣

ドラコは入学前にアダムス家で泊まり、Aに紹介されたアダムス家の先祖のことを思い出していた。

｢———それでは、本日の授業はここまで｣
｢A、よく授業の時に起きていたわよね……｣
『まぁ、授業を聞かないよりはマシかも知れないから』

Aがパンジーの話にそう返答すると、Aにパンジーは部屋で魔法史の内容を写させて欲しいと頼んで、Aは仕方なしに了承した。

魔法史の次の授業はA達の寮監であるスネイプの魔法薬学の為に、少しばかり小走りで教室へと向かって行き、その道中Aは声には出さずに思っていた。

『(確か次は、私達スリザリンと犬猿の仲であるグリフィンドールとの合同授業ね)』