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あの後僕は、夜道を1人歩いていた。
駐車場のある所をいつもの格好で歩いていると、白い特攻服を来た男達が一人の男を縛り、彼の彼女だと思われる女の子を取り囲んでいた。

「頼む……!俺の事は何してもいい!だけど、彼女だけは……!」
「ハハハッ!威勢のいい奴だなぁ!だけどなぁ、俺たちにそんなこと言っても無駄だぜ?」
「俺達は……愛美愛主(メビウス)だからなぁ!!」

白い特攻服を来た奴らが自分たちのチーム名を話すと、僕は彼女達が危ない目に遭うと思って飛び出した。

僕が履いている下駄の音に気付いたメビウスの連中は、いっせいに僕の方を向いた。

『……こんな所で、何やってるんだ?』
「見てわかんねぇのかよ、ここでコイツのヨメを全員でマワすんだよ」
「た、助けて……」

彼女が震えた声でそう言うと、僕はムカつく気持ちでいっぱいになって、父の側近が来るかもしれないといつも身につけている金棒「建」で小さく風を起こし、その場にいたメビウスを倒した。

近くで転んでいたメビウスの1人に僕は、「建」を近付けて言った。

『今度、一般人に手を出してみろ……この僕が君たちを絶対に許さない』
「ヒィ……!」

彼らが逃げていくと、僕は金棒を背中に戻して女の子の彼氏さんの縄を解いた。

『もう大丈夫だよ』
「あ、ありがとうございます……!」
『コレ、上げるね』

僕は羽織っていた羽織を彼の彼女さんに被せて去っていこうとすると、「あのっ!」と声を掛けられた。

「せめて、お名前だけでも……」
『僕は君たちを助けたかっただけだから、名前なんて言わないよ』

僕はそう言うと、側近たちに見つかる前に下駄を鳴らして走ってその場を後にした。

その後、東京卍會の人達に探されるなんてその時の僕には分からなかった。

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まろん - 素晴らしいです!ものすごく面白いです!!ヤマトが好きなのでもう好きです!!更新楽しみにしてます (2023年3月4日 21時) (レス) id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月11日 13時) (レス) @page16 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
りあぺん(プロフ) - ヤマトの成り代わりの小説初めて見ました!凄く面白く最高の小説ですね!続き楽しみにしています!✨ (2022年8月23日 3時) (レス) @page11 id: 0d77fdb877 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シフォンヌ | 作成日時:2022年6月15日 12時

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