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街に戻ったノア達は、ライナーのところに戻る前に暫しの休息を摂ることにした。
｢心臓を捧げよ！｣
｢イェーガー派バンザーイ！｣
｢心臓を捧げよー！｣
｢オレはエレンに酒を注ぐ！｣
街の住民がエレンの行ったことに興奮している中、店から買ったパイなどを持ってノア達は席に座るために歩いていた。
｢とにかく、ライナーの元へ急がないと｣
｢2、3日は昏睡状態だから安心して｣
｢こんな寄り道してていいんですか？｣
｢先ずは腹ごしらえだ｣
『…そういえば、これからのことどうするつもりなの？』
｢コニーが今言ったように腹拵えをしてからドベ…嫌、ライナーと合流してから決めるのが最前だな｣
席を確保しパイを食べている中、コニーはアルミンに聞いた。
｢しかし、本当なのか？アルミン｣
｢うん……全ての硬質化が解かれたのなら、アニが復活した可能性も……(ゲホッ｣
｢｢『…？！』｣｣
｢ア…アニ？！｣
同じ席から急に噎せる音がして全員がそちらを向くとそこに居たのはアニの姿だった。
『…信じられない！アニ……！！』
｢久しぶりだな、アニ｣
ノアは親友であるアニだということが分かると、ギュッと抱きしめた。
ポルコは、同じ同期であったアニに短くだが言葉を交わしていたが、次の瞬間にコニーは馬鹿でかい笑い声を上げてアニに指を指した。
｢ぎゃははははは！
アニがパイを貪り食ってる！｣
｢辞めなよコニー……｣
｢汚ぇ食い方！！｣
｢4年ぶりのパイなんだよ？！｣
アニと再会したノア達がアニと共にライナーの元へ行って数分後にアニと一緒に街へきたヒッチがパイを持ってやって来た。
｢ごめん、並ぶのに時間かかって……って居ないし｣
アニがヒッチに残していった手紙にはこう記されていた。
“ヒッチへ
偶然アルミン、コニーと会い行動を共にすることになった。先を急ぐ。
迷惑を掛けた……4年間話しかけてくれてありがとう。
さようなら。
陰湿なルームメイトより”
｢……ったく、1人じゃ食べきれないじゃない｣
住民が誰もいなくなった民家に戻ってきたノア達はライナーの眠る所へ着いた。
アニがライナーに近づくと、足でライナーを蹴って起こした。
｢起きな！｣
｢……ハッ！…アニ？｣
｢落ち着いて、ライナー！｣
｢安心してください。皆味方です｣
｢……時間がねぇ、早く行くぞ｣
｢……何処に｣
｢……世界を救いに！｣
途中、ミカサと合流し民家へ入った全員はライナーを見下ろして決意の決まった目をしていた。
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薫凛(プロフ) - ポルコの作品少ないので見つけた時すごく嬉しかったです！更新頑張ってください！ (12月12日 21時) (
レス) @page35 id: 118bbc710d (このIDを非表示/違反報告)
よーむ - 続き楽しみにしてます (6月13日 18時) (レス) id: d50cce198b (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - 続き楽しみです (2023年3月7日 23時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - 華衣さん» 喜んで貰えて嬉しいです！漫画を元に進めていって、最後まで終わったらアフターストーリーも書いていきますね！ (2022年2月14日 23時) (レス) id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華衣(プロフ) - シフォンヌさんが作られたこの小説のファンの一人です。ポルコを救済してくれてありがとうございます。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page15 id: 648bde2b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年1月24日 0時
