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｢来るな！お前らが離れろ！！｣
コニーの声に急いで馬を停めた4人は、馬から降りた。
｢コニー！｣
｢うるせぇ聞きたくねぇ！！
何も言うな！！お前にはわからねぇよ！！コイツを生かした方が得だって言うんだろ！？
だから母ちゃんを諦めろって！｣
｢……！！｣
｢正しいお前なんかに！！馬鹿のことなんてわかんねぇよ！｣
その様子を見ていたガビ達。
ノアの手を繋いでいたポルコがノアの方を見て2人で頷き、ガビに合図を出した。
『…ガビ、ファルコにあの事を…』
｢…ファルコ！！“比翼”の力を使って！！｣
｢…比翼の力？え…？リアさんは…？｣
｢そんな…！！やめて！！…ファルコ！！｣
｢嘘だろ…！｣
『ダメ…！』
そんな様子を見てアルミンは、意を決してガビに告げた。
｢ガビ…コニーを許してくれ…｣
｢え！？｣
アルミンがそう言うと、立体機動を使い、無垢の巨人となったコニーの母親の真上に降り立った。
｢…何する気なんだ？｣
『もしかして…ファルコの代わりにアイツがあの巨人に食われようとしてるんじゃ…』
｢オイ！来るなっつったろうが！！｣
アルミンの目の前には口を開いたコニーの母親の姿があり、アルミンは意を決した。
｢オイ…何するつもりだ？｣
｢……｣
｢何か言えよ！？アルミン！？｣
｢さっき喋るなって言っただろ！！だから…！
行動で示すよ｣
その場にいた全員がその行動に驚愕していたが、次の瞬間コニーがファルコから離れてアルミンを巨人から救けた。
｢兄さん…｣
『大丈夫…ファルコ』
｢…あの時、リアが言ってた。“お姉ちゃんをよろしくね”って…きっと、俺がしようとした行動は絶対にして欲しくなくて、俺が食われてしまったらノア…お前が壊れちまうって思ったんだろうな…｣
『うん…』
4人の様子を遠くで見ていたコニーとアルミンもまた言葉を交わしていた。
｢俺が助けなかったら…どうするつもりだったんだ？｣
｢…君のお母さんが人の姿に戻ってた｣
｢超大型巨人を継承してな…
そうなりゃ…母ちゃんを苦しめるって…考えりゃわかることなのに…母ちゃんには立派な兵士になれって言われて送り出された
なのに息子は…子供と友達を殺すかもしれなかった…そんな兵士になっちまったんだ…俺は…｣
｢…僕もだよ
団長の代わりになれなかった…｣
コニーは未だ泣いているガビとファルコ、そして慰めているポルコたちのことを見て言った。
｢アルミン、俺は…母ちゃんに誇れる兵士になりたい
だから…困ってる人を助けに行こう｣
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薫凛(プロフ) - ポルコの作品少ないので見つけた時すごく嬉しかったです！更新頑張ってください！ (12月12日 21時) (
レス) @page35 id: 118bbc710d (このIDを非表示/違反報告)
よーむ - 続き楽しみにしてます (6月13日 18時) (レス) id: d50cce198b (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - 続き楽しみです (2023年3月7日 23時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - 華衣さん» 喜んで貰えて嬉しいです！漫画を元に進めていって、最後まで終わったらアフターストーリーも書いていきますね！ (2022年2月14日 23時) (レス) id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華衣(プロフ) - シフォンヌさんが作られたこの小説のファンの一人です。ポルコを救済してくれてありがとうございます。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page15 id: 648bde2b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年1月24日 0時
