26 ページ29
ファルコがガビの肩に両手を乗せた状態で、ガビはジャンに謝った。
｢う……ごめんなさい、私達は……パラディ島のあなた達を皆殺しにすることが希望でした……世界から認めてもらい許してもらうためにこの島が……悪魔が消えてなくなることを願い続けてました｣
｢そしたらお父さんやお母さんが……レベリオのみんなが消えてなくなることになりましたが……ごめんなさい｣
ガビはファルコの手を退けると、地面に頭をつけて土下座をした。
｢すごく図々しいことは分かってますが……皆さんの助けが必要です、どうか……私達に力を貸してください｣
｢お願いします……“地鳴らし”を一緒に止めてください｣
ファルコがそう言うと、ガビとファルコは懇願するようにジャンに頼み込んだ。
ジャンはアルミンとコニーに腕を離すように言うと、1人森の奥へと進んで行った。
ノアとポルコはガビの元へ行くと、2人でガビの背中を無言で撫で続けた。
｢ダメだ……行っちゃった……｣
翌日の朝、ノアとポルコは1本の丈夫な木に寄り添うようにして眠っていたが、近くで寝ていたガビを起こすようにして声を掛けるジャンの声で目が覚めた。
｢起きろ……出発の時間だ｣
｢協力してくれるの？｣
｢あぁ……勿論だ｣
そんな2人の会話にホッと胸を撫で下ろすノアはこれからのことについてポルコに話した。
『ポルコ……私はピークと一緒に敵の動きの偵察に行ってくるね、ポルコはライナー達と一緒に馬車で合流地点まで行って』
｢わかった……気を付けろよ｣
ポルコはそう言うと、ギュッとノアを抱き寄せてからピークにノアを頼んでそれぞれの場所に向かった。
ピークがいる場所にやってきたノアはピークに話しかけた。
『ピーク、あなたの髪に捕まってもいい？私の巨人だと直ぐにバレちゃうから』
｢[えぇ……それじゃあ先に行ってます、マガト元帥]｣
｢そちらは任せたぞ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
薫凛(プロフ) - ポルコの作品少ないので見つけた時すごく嬉しかったです！更新頑張ってください！ (12月12日 21時) (
レス) @page35 id: 118bbc710d (このIDを非表示/違反報告)
よーむ - 続き楽しみにしてます (6月13日 18時) (レス) id: d50cce198b (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - 続き楽しみです (2023年3月7日 23時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - 華衣さん» 喜んで貰えて嬉しいです！漫画を元に進めていって、最後まで終わったらアフターストーリーも書いていきますね！ (2022年2月14日 23時) (レス) id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華衣(プロフ) - シフォンヌさんが作られたこの小説のファンの一人です。ポルコを救済してくれてありがとうございます。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page15 id: 648bde2b57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年1月24日 0時
