狂わせたのはアナタ【沖田･土方】

八話 ページ10

間もなくしてザキと合流した私たち


土｢攘夷志士達の様子はどうだ？｣


小さな声でザキに聞くトシ


山｢何やら会議をしているようです。入口付近には２,３人の攘夷志士がうろついています。かなり警戒しているみたいです。一応裏口も見ましたが、裏口はいなかったので入るなら裏口からがいいと思います｣


完結にそう説明したザキ


土｢わかった。なら1番隊は入口から、それ以外は裏口から突入だ。1番隊に気を取られているうちに他の隊が攘夷志士達を叩く｣


各隊隊長がそれを聞いて、隊士達に伝える


完全に伝達すると、近藤さんの合図でそれぞれ配置についた


私+1番隊は見廻りをしていた攘夷志士を気絶させて入口の前に立つ


沖｢突撃！｣


総悟の合図で入口から入る


あ｢真選組よ！大人しくお縄につきなさい！｣


攘夷志士達は驚きで一瞬固まったが直ぐに刀を抜いた


｢誰がそんな事をするか！幕府の犬など俺達が成敗してやる！｣


今回の件のリーダーである男に続いて攘夷志士達が向かってくる


数は多いが戦力としてはそこまでではない


これなら直ぐに片がつきそうだ


そう思っていると……


あ｢っ！｣


大きな音と共に無数の弾丸が私たちを襲う


まさか銃を持っていたとは


私は直ぐに、向かってきた攘夷志士を切り、物陰に隠れる


すると、何人もの悲鳴が聞こえる


恐らくトシ達だろう


私は物陰から出て再び戦いだした


が________


あ｢ｸﾞｯ｣


銃弾が腹を撃ち抜いた

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