狂わせたのはアナタ【沖田･土方】

二十二話 ページ25

銀｢まぁ、なんだ…神楽が悪かった。｣


そう申し訳なさそうに謝る銀さん


私はなんて答えるのが合ってるんだろう


大丈夫です？


ホントにそうですよね？


どれもしっくりこない


あ｢え、と……｣


口ごもる私に銀さんは言った


銀｢お詫びと言っちゃなんだが、いつでも相談しろよ？お前の話聞いてる限り、神楽と総一郎くんに別れて欲しいってわけでもねーだろ？｣


銀さんにはお見通しか


私はトシとの関係をやめたいなんて1ミリも思ってない


むしろ、続けたいんだ


今まで総悟と神楽の事を言い訳にしていたけど本当は……


銀｢お前……土方くんの事好きになったわけ？｣


そう聞いてくる銀さんに私は言う


あ｢分からないんです。自分の気持ちが…総悟のことが好きなのに…トシの事も気にかかって……もう恋愛感情が分からないんです。自分の想いに嘘をつきたくはない。だけど……嘘かホントかもう私には分からない……｣


そう思いの丈を口にした私はいつの間にか涙を流していた

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