検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:11,133 hit

最終章 4話 ページ4

見廻りで一人街を歩いていた所、見慣れた銀髪が目に入った


あ「旦那!」


私の声に気付いたのか手を挙げてよう、と挨拶を返した


銀「見廻りか?」


あ「はい。そういえば先日はお世話になりました!」


お辞儀をしながら言うとやめろやめろと手を振る旦那


銀「まぁアレだよ。俺のせいでもあるからな。気にすんな」


そう言う旦那は少し気まずそうだ


あ「もしかして…私に話さなければ良かったとか思ってます?」


そう聞くとギクッと効果音がつきそうなくらいわかりやすく困惑する旦那


あ「私はむしろ感謝してるんですよ?旦那が依頼のこと教えてくれなかったら皇樹に再び会うことも無かったし、和解することも出来なかった……だから旦那は気にしないでください」


ね?そう言うと旦那は少し顔を綻ばせた


銀「なら良かったよ…そういやお宅の副長さんとはどうなの?進展あったりすんの?」


さっきまでの表情とはうってかわってニヤニヤとする旦那


……殴りたい


そんな思いを押し殺して話す


あ「進展なんてないですよ。脈ナシですから」


その言葉に旦那は目を見開く


銀「いやいや、A何言ってんの?お前の目は節穴か?」


ピキピキと音がなりそうな程には顔が引きつっていくのがわかる


あ「どういうことですか?旦那?バカにしてんですか?」


鬼のような形相で言うと悪い悪いと反省してんだか分からない態度で謝る


銀「でもま……色んなしがらみから解放されたんだ。もうちょい自分に素直に生きてみろよ」


俺からはそれだけだ、旦那はそう言って私に手を振って歩いて行った


自分に素直にか……


少しはなってみてもいいのかな……

最終章 5話→←最終章 3話 土方 十四郎 side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
83人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

空音(プロフ) - ginさん» 2度目のコメントありがとうございます!面白いと思って頂けて良かったです!今書いているのはこれとは程遠いドロドロ系なんで苦手じゃなければぜひ読んでみてください!最後までお付き合い頂いてありがとうございました! (2019年2月24日 8時) (レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - 最後の最後まで面白かったです!次回作も頑張ってください! (2019年2月24日 2時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - 餅兎さん» ありがとうございます!親身になって下さってるような感じでとても嬉しいです!私もドロドロ好物なんです!w上手くかけるか分からないですがぜひ読んでください!これからもよろしくお願いします!! (2019年2月21日 0時) (レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
餅兎(プロフ) - 夜遅くに失礼致します!遂に完結ですか…なんというか、当事者でもないのに感慨深いというか……w 次回作はドロドロですか、大好物ですw楽しみに待機してます! これからも活動頑張って下さい! (2019年2月21日 0時) (レス) id: 10f5dc34bc (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - シキさん» どの作品にもコメントして下さってありがとうございます!次回作は好き嫌いが別れてしまうと思うので心配ですがぜひ読んでください!これからもよろしくお願いします!! (2019年2月20日 23時) (レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空音 | 作成日時:2019年2月18日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。