33話 ページ35
私は総悟の涙を拭った
あ「行こっか……」
沖「…ああ」
私と総悟は屯所に向かって歩き出した
私と総悟はそれぞれ部屋に戻った
あれで良かったのかな
あのまま引きづって曖昧な関係であるよりは良かったのかもしれないけど…
やっぱり……
その時襖を叩く音が聞こえた
「A、ちょっといいか?」
声の主はトシだった
どうしたんだろ
あ「いいよ」
私はそう言って襖を開けた
土「悪ぃなこんな時間に」
あ「大丈夫だよ、あ、これありがとう」
そう言ってトシが貸してくれた上着を返す
土「ああ」
トシは上着を受け取ると黙り込んだ
ホントにどうしたんだろ
あ「なんかあった?」
土「あー、なんつーか、あの格好するのひかえろよ?世の中何があるかわかんねーんだから」
私はそこでプッと吹き出した
あ「総悟と同じこと言うんだねwでもありがとう。心配してくれて」
やっぱりトシの中では私は妹止まりかな
土「いや…ホントに…綺麗だったからな」
思い出すように話すトシの横顔は何を思うのか
でも、今までとは何か違う
そう直感した
あ「らしくないこと言うね…こっちが恥ずかしくなっちゃうよ」
いつの間にか熱の集まった顔を意識しながら言った
すると突然
土「っ」
トシは何を思ったか私を抱きしめた
あ「え……?」
土「なんでだろうな……なんか俺、おかしくなっちまったみてぇだ」
トシはそう言って私から離れ部屋を出た
あ「な、んで……?」
どうして?
あんな……意味わかんない
あんなことされたら……少しは意識してくれてるかもって……勘違いしちゃうよ……
97人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空音(プロフ) - シキさん» ありがとうございます!夢主さんの過去は壮絶までいくかは分かりませんがそのくらい衝撃的なものにしたいと思っていますので、続編もよろしくお願いします!! (2019年2月10日 10時) (レス) id: f3ceb94ac7 (このIDを非表示/違反報告)
シキ - めちゃくちゃ展開が気になります!!土方さんと夢主ちゃんの関係もそうですけど、何より夢主ちゃんの過去がどんなものなのかすごく気になりました!続編も頑張ってください! (2019年2月10日 10時) (レス) id: 88953d593c (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - ginさん» ありがとうございます!!面白いと言って頂けてとっても嬉しいです!続編では夢主さんの過去が主な話となるので少し恋愛要素が薄まりますが過去を知った上で皆がどう動いていくのか。そこを楽しみに読んでくれたら嬉しいです!続編もよろしくお願いします!! (2019年2月10日 10時) (レス) id: f3ceb94ac7 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - とても面白かったです!いやぁ、土方さんと、夢主との展開気になりますねぇ笑笑続編めっちゃ気になるので、行ってきます! (2019年2月10日 9時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空音 | 作成日時:2019年1月24日 19時