秘めた想い 〜幸せを捨てる決意〜

28話 ページ30

ね？と可愛い顔でお妙ちゃんに頼まれる私


ズルすぎるでしょぉ！


そんな顔されたらやるしかないじゃんか


あ｢分かったよ｣


そう答えると満面の笑みを浮かべるお妙さん


妙｢ありがとう！じゃあこれに着替えてきてね！お化粧は私がするから着替え終わったら呼んでね！｣


そう言って渡されたのは胸元がガバッと開いていて、オマケにチャイナドレスみたいに太ももの辺りから切り込みが入って足が片方見えてしまうようなドレス


これ着るのかぁ


フツーに辛いんだけど……


嫌々ながらお妙ちゃんを待たせられないと思い、着替える


ドレスを着てから鏡に映る自分を見る


ヤバいな


似合わなすぎるよこれ


てか大胆すぎでしょ


色々思ったが諦めてお妙ちゃんの所に行く


妙｢Aちゃん、とても似合ってるわ！でもこんなに胸デカイなんて聞いてないんだけど？｣


そう言いながら胸を鷲掴みにされる


あ｢ちょっ！お妙ちゃん！手！手離して！｣


このままだと私の胸がもぎ取られる


それくらいの力で掴まれた


お妙ちゃんは胸を離してくれたがジンジンして痛い


妙｢じゃあお化粧しましょうか｣


何事も無かったかのように化粧室へ連れて行くお妙ちゃん


まあいっかお妙ちゃん楽しそうだし


でも、女の子に弱いのが私の悪いところだよなぁ


妙｢はい完成！とても綺麗よ！Aちゃん！｣


鏡に映る自分が別人のようだ


誰だよこれ


そう言いたくなったがお妙ちゃんが目を輝かせているから言うのはやめた


あ｢ありがとね、お妙ちゃん｣


妙｢いいのよ、私が頼んだんだし。じゃあ接客しましょうか｣


私はお妙ちゃんについて行った


丁度お妙ちゃんに指名が入ったからそれの補助係的な感じ


けど……


妙｢あの、もう来ないでって言いましたよね？近藤さん｣


嘘だろ……

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