秘めた想い 〜幸せを捨てる決意〜

27話 ページ29

近｢お！A怪我は治ったか？｣


屯所に戻ると近藤さんが声をかけてくれた


あ｢近藤さん、ちゃんと治りましたよ！｣


近｢そりゃあよかった！あ、そういえば前お妙さんがAに会いたがってたぞ！なんか用があるっぽかったから今日か明日か行ってあげてくれ｣


あ｢はい！｣


にしても、近藤さんの口からお妙さんの要望が出てくるとは……


やっぱりコテンパンにやられた後に頼まれたとか？


まあそれしかないか(


それは夕方にでも行くとして、体動かそっかな


私は2時間ほど竹刀を振り、たまに隊士と試合をして稽古を終えた


そして着物に着替えてお妙さんの所に行く


今の時間ならそろそろキャバクラ、すまいるの方にいるだろうそう思ってすまいるに足を運ぶ


入って周りを見渡すといつもよりキャバ嬢の数が少ないような気がした


とりあえずお妙さんをと思い探す


あ｢あ、お妙ちゃん！｣


まだ運良く客の所にいなかったので声をかける


妙｢あら、Aちゃん。近藤さんから話を聞いたのね｣


あ｢うん、なんか用があるって聞いたんだけど、どうしたの？｣


お妙ちゃんは笑顔でこう言い放った


妙｢今日1日キャバ嬢として働いてくれないかしら。皆風邪でいないのよ〜。ね、お願い！ちゃんとお給料はだすし、話しながらお酒飲むだけだから｣


え、は？

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