ほっとひといき３【梅原裕一郎】 (ページ2)

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そして始まった最初のトークテーマは、＂打算的な女＂。
レギュラー陣は流石のトーク力で、世に蔓延る打算的な女の愚痴を披露していた。

「神代さんは？同じ声優業界とかさ、こういう女いるな～！みたいなのってある？」

『声優業界…に限らずいると思うんですけど、「私匂いフェチなの～」って言う女』

「あ～、わかるわ！」

「いるいるいるいる！！」

「待ってまだ神代さん説明してないから！勢いすごいなお前らwww」

『匂いフェチだから～って言って、男の人の匂いを嗅ぎ回るんですよww こう、耳の裏とか』

「確かにいるいる！」とひな壇中から共感の声が上がる。

『こういう人は女の子の中じゃこんなこと言わないんですよ！男の人がいるときだけ、＂匂いフェチ＂って言葉を使ってボディタッチしに行くんです』

「匂いフェチって言う女は嘘つきです」

「でも匂いフェチって言う女は具体的にどうやって匂い嗅ぎにいくんだろうね？大久保さん」

いとうあさこは大久保佳代子に目配せをしながら言う。
恒例の茶番の合図だ。

「イメージが全然湧かないからちょっと梅原くんにやってみてもらってもいい？」

「え、神代さん大丈夫？」

『え！どうぞどうぞ大丈夫ですよww』

裕一郎は笑いを堪えて顔を背けている。

「梅原くん、私実は匂いフェチなんだ」

「あ、はい」

大久保は梅原が座るイスに近寄る。

「ちょっと嗅いでもいい？」

「いいですよ …えっと、どこを…ww」

困惑する梅原のうなじに大久保が顔を埋め、この茶番は終了。

「近い近いwwww」

「何が匂いフェチだw！」

「イケメンはうなじも最高だった！」

『wwwwwwww』

「このままだと梅原くん可哀想だからさ、ここはやっぱり神代さんに消毒してもらおうよ」