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「今さら？今さらかよ尾形ちゃん！」
「ていうか今さら何やったらアイツに嫌われるんだよ！」
「とうとう破局か！これはめでたい！酒を！もっと酒を持ってこい！！」
「ギャハハハハ、ざま〜みろ！」
本人を差し置いて囃し立てる彼らの声は、酒も手伝ってとても大きい。
「かもしれない、と言っただけだ まだ確定じゃない」
「まあまあ、詳しく話してみなさいって」
サークル内での唯一のリア充(？)に長い間嫉妬の炎を燃やしていた白石は、大層腹の立つ表情でそう急かす。
尾形はため息をつくと、少しだけぬるくなったちろりをグイッと傾けた。
いつもは青白い肌がほんのりと赤らんできている。
この男も相当酔っていた。
「…アイツと一緒に映画観る予定だった日に、バイト先で欠勤が出たって連絡が入って」
「は？お前まさかそっち優先したの？」
「金を積まれたんだよ」
「こんのクズ野郎がッ！！」
杉元は思わず目を剥いてそう叫んだ。
尾形がずっとクレー射撃の訓練場でインストラクターのアルバイトをしているのは知っていたが、金に目が眩んで恋人とのデートをドタキャンするなど、彼の脳内には存在しない発想であった。
「いや、ちゃんとチケット代は渡したんだぜ 誰か他の奴と観に行ってくれって」
「あの女に他に友達がいると思うか？百之助にベッタリで、女子と連んでるところなんて見たことないよ」
それもそうか、と尾形は納得する。
お互いに高校時代から敵を作りやすい性格だった。
それでもAの方が幾分かマシではあったが。
「俺はただ私欲のために金が欲しいんじゃない アイツの欲しがってた靴をプレゼントするために…」
「約束を反故にして稼いだ金でプレゼントされてもな」
今度は鯉登に言葉の刃で斬りつけられる。
さっきから変わる変わる、一体何なんだよコイツら。
「つーか尾形ちゃん、前も結構イイ値段する洋服か何かプレゼントしてなかった？」
「したが」
「アレって別に記念日でも何でもねーよな もしかして、尾形ちゃんって意外と貢ぎグセある？」
うわ…、と引いたような視線を投げかけてくる杉元と鯉登。
それに尾形は首を傾げた。
「それっていけないことなのか？」
「は？」
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久遠(プロフ) - 宇佐美の狂ってる感じが最高でした！ありがとうございます😊 (4月7日 21時) (
レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - 鯉登の現代ver.と明治ver.両方見てみたいです！よろしくお願いします！ (4月7日 10時) (レス) id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - リクエストなんですが、宇佐美との話欲しいです🙇🏻♀️現代でも明治でも良いです！ (3月24日 22時) (レス) @page37 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - めちゃくちゃいい話で感動しました〜😭ありがとうございます！ (3月18日 0時) (レス) @page31 id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - やばい！鶴見中尉との関係めっちゃ好きすぎて叫びそうです！笑 リクエストなんですがもし夢主だけ生存して鯉登オチだったらっていうと軍に入っていない少し幼い夢主と鶴見との絡みが見てみたいと思ったのですが出来ますでしょうか??お願いします！ (3月13日 23時) (レス) id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽなふ | 作成日時：2024年2月25日 23時
