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「はい…？」
尾形の口から出てきた言葉を、Aはすぐに理解することができなかった。
私の人権を、買う…？
「2,500万の出費はなかなか痛いが、人間をその値段で買えるってんなら悪くない お前も慣れない店で汚えジジイを相手にせずに済む Win-Winってやつだな」
「Win-Win…？どこが…？」
しかし差し伸べられたこの手を取らなければ、自分はすぐさまその風俗とやらに売り飛ばされてしまうのだろう。
そして死ぬまで搾り取られながらそこで働くのだ。
そんなのは嫌だ。
ひとまずここは言う通りにして、この男一人の機嫌を取っていればいい。
そしてコツコツとお金を貯めて、いつか全額返済して自由の身を手に入れさえすればいいのだ。
Aは案外建設的な性格であった。
「で、どうすんだ？俺に買われるか、死ぬまで野郎どものチンポしゃぶるか」
「…分かりました 尾形さんの言う通りにします」
「フン、決まりだな 聞き分けのいい女は嫌いじゃない」
尾形は慎重な性分らしく、すぐに誓約書を取り出すとそこに朱肉を付着させたAの親指を押しつけた。
これで晴れて闇金への債務はゼロ。
その代償として自分は全ての人権をこの男に取り上げられたわけである。
「安心しな、俺は案外面倒見の良い男なんだ お前が今のまま高校に通うのも許してやる」
「えッ？本当ですか！」
「ああ、俺の住居はこのビルの上にあるから学校へはそこから通え」
「ええ…」
「なんだその顔は お前に拒否権があると思うなよ」
思わず嫌な顔をしてしまったが、高校に通わせてくれるというのはなんだか思ったよりもありがたい対応だ。
この尾形というヤクザ、思ったよりも良識のある大人なのかもしれない。
そうAがほっと胸を撫で下ろしていると、尾形が「それから…」とソファから立ち上がり、テーブルを回り込んでそばまで近づいてくる。
「お前はなかなか跳ねっ返りみたいだからな、契約初日記念ってことで、俺に二度と逆らえないように調教しとくか」
「…ん？」
前言撤回。
良識のある大人だなんてとんでもない。
尾形の手が制服のスカートの中に侵入し太ももを撫で上げるのを歯を食いしばって堪えながら、Aはこれからの自分の身を案じた。
後日宇佐美と「あれ？また同じガキ」「俺のペット」と自慢げにやり取りする尾形がいたとかいないとか。
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久遠(プロフ) - 宇佐美の狂ってる感じが最高でした！ありがとうございます😊 (4月7日 21時) (
レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - 鯉登の現代ver.と明治ver.両方見てみたいです！よろしくお願いします！ (4月7日 10時) (レス) id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - リクエストなんですが、宇佐美との話欲しいです🙇🏻♀️現代でも明治でも良いです！ (3月24日 22時) (レス) @page37 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - めちゃくちゃいい話で感動しました〜😭ありがとうございます！ (3月18日 0時) (レス) @page31 id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - やばい！鶴見中尉との関係めっちゃ好きすぎて叫びそうです！笑 リクエストなんですがもし夢主だけ生存して鯉登オチだったらっていうと軍に入っていない少し幼い夢主と鶴見との絡みが見てみたいと思ったのですが出来ますでしょうか??お願いします！ (3月13日 23時) (レス) id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽなふ | 作成日時：2024年2月25日 23時
