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杉元、白石、アシリパの三人の涙の再開を横目に、Aはひたすらずっと尾形の身体を抱き締め続けていた。
大丈夫、大丈夫だから、と自身に言い聞かせるように身体を撫で摩るのをやめなかった。
できることならば放っておいてほしかった。
「生きていたんだな、A…」
「うん… また会えて嬉しいよ、アシリパ」
頑張って作った笑顔だったのだが、アシリパの表情は暗いままであった。
ああ、そんな顔をさせたいわけじゃないのに。
せっかく杉元と会えたのだ。
アシリパには笑っていてほしい。
「Aすまないッ！私は…」
「わかってる、わかってるよアシリパ 全部この人の自業自得なんだって、わかってるから」
それとないAの拒絶を感じ取ったのか、アシリパはグッと黙った。
憔悴しきったAが「おねがい…」「杉元…」とうわ言のように繰り返すのを一瞥し、杉元は険しい表情のまま尾形の身体を抱き起こし、そして背負った。
無言ながらも杉元のその行動に、Aは言葉にならない感謝の気持ちを頭を下げて表す。
「谷垣たちの所に行かないと…！向こうにはキロランケがいる ウイルクを殺したのは尾形だが、その合図を出したのはキロランケだ」
「どういうことだ！？」
ここまで必死に走ってきたせいで、谷垣、鯉登、月島たちを置いてけぼりにしてきてしまっていた。
唯一姿を見ていないキロランケは危険だ。
そう判断し、Aは杉元の背中に背負われている尾形を見守りながらも、皆の後を追って走り出した。
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ぽなふ(プロフ) - まるまさん» 嬉しいです〜完結まで頑張りたいです！ (11月4日 12時) (
レス) id: 501bdc7901 (このIDを非表示/違反報告)
ぽなふ(プロフ) - kuuualohaさん» ありがとうございます！またテンポ良く上げられたらと思います (11月4日 12時) (レス) @page12 id: 501bdc7901 (このIDを非表示/違反報告)
まるま - 何時も楽しく読ませてもらってます！これからも応援してます!!✨ (11月3日 22時) (レス) @page42 id: 176e021716 (このIDを非表示/違反報告)
kuuualoha(プロフ) - 更新待ってます(泣)！ (11月3日 7時) (レス) @page42 id: 8717a25739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽなふ | 作成日時：2023年10月2日 8時
