【HQ】私はマネであって断じてお前らの召使いとかじゃない。

manager*18 ページ19

今にも泣き崩れそうな灰羽を見て、とっさに私は灰羽に抱き着いた。



灰羽｢……え、先輩!?｣



赤ちゃんのようにポンポンと背中をたたき、リラックスさせようとした。



｢よーしよーし。そんなに私の事心配してくれてたのか灰羽。……嬉しいよ、ありがとう。｣



灰羽｢…俺、礼を言われることなんて何もしてないっす。｣



｢何言ってんの。私あの時灰羽にお見舞い行くって言われてすごい安心したんだよ。こんなだけど私も女子だしさ、辛い時に優しい言葉かけられたら嬉しいもんなの。｣



灰羽｢…ほんとですか？俺、助けになりました？｣



｢うん。…あーでも、そんなに私の事心配してるならもうちょっと日頃から優しくして欲しいな〜と思うんですけど。｣



灰羽｢無理っす。｣



｢何でだよ。｣



二人して、あはははと笑いいつもの灰羽が戻ってきた感じがした。



私も灰羽が落ち着いたなら抱きついてる意味もないので、離れようとしたら、



灰羽｢何で離れるんですか？先輩。｣



と私をギュッと抱きしめ離そうとしない灰羽。



｢……いや、灰羽が落ち着いたからいいかなー、と。｣



灰羽｢まだまだ俺は先輩に抱きしめてもらいたいです。｣



｢お、おー…｣



いやいや何だどうしたコイツ。さっきまで子犬みたいに弱ってたのにいきなり元気になって…いや元気なのは喜ばしいことだね、うん。((



え？何を余裕ぶってるかって？ははは何をおっしゃいますか心臓バックンバックンですよ、いつ殺されるのかと思って。



｢は、灰羽…私は美味しくないぞ…｣



灰羽｢あ、それは思います。だって脂肪70%でしょ？｣



｢殴るぞお前。｣



なんだ脂肪70%て。アザラシより多いじゃん!!!

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