7 ページ7
貴
まぁそれから特に何も無く毎日を過ごしたわけで、しのぶちゃんとお話しながら廊下を歩いてた時のこと。人だまりができていたからなんだろうと思って近づいてみるとそこには順位表が。
『うわぁ、合計点まで書いてある』
「Aが1番ですか、1000点満点の952点は凄すぎます」
そう言ってしのぶちゃんが褒めてきたけれどしのぶちゃんだって2位で私と変わんない、むしろ越されそうだからもっと頑張んないと。
そうやって意気込んでたわけでしのぶちゃんと会話をしながらその場を離れるていると
「林さんだよなあれ、すげえよな」
「隣にいるのは胡蝶さんか?」
「上位2人が並んでるぜ」
「高嶺の花って感じだよな〜」
という噂が聞こえてきたけど私もしのぶちゃんも特に気にせず、、、というかしのぶちゃんなんか黒い笑みで「うるさいですね〜」とか言ってて怖かった。。。
それがちょうど1か月前の話。
_____
そして今、5月末です。来月はなんと、待ちに待った体育祭!
キメツ学園は熱中症の人が出来るだけ出ないように梅雨の時期にするんだよね。
教室の机に座り運動場を見ながらそんなことを考えていた時のこと。
「林〜」
出たよ
「お前今年こそチアしろよ」
『嫌だ』
「しろよ!派手に!」
『頑として断ります』
毎年この時期になるとチアリーダーしろって言いに来る宇髄先生。毎年毎年お疲れ様だよほんとに
「ほんとだよ、毎年毎年来てやってんだから今年こそ」
『いーやーでーすー』
こんな会話を2週間は続ける。めんどくさい
「冨岡も楽しみにしてんだぜ?」
『んなわけ』
「あるんだよな〜」
そんな疑うなら直接聞いてみろよ、と言いながら教室を出てった宇髄先生。義勇お兄ちゃんがそんなのに興味あるはずがない、うん。
さておきわたしは絶対にしたくない、て事で今年もやらないつもり満々だったんだけど、、、
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かにパン | 作者ホームページ:http://aisarekimetsu
作成日時:2021年9月24日 21時