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『どこにいるんだろう。』
そう言いながらとりあえず森の中へ深く深く入っていった。
「なんできみがここに?」
『っ!』
驚いた。だって急に後ろから声をかけてくるんだもん。
『ねぇ!この呪い解いてよ。』
「なんで俺がそんなことしないといけねぇんだよ。帰れ。殺すぞ。」
あぁ、この鬼絶対私の呪い解く気ないじゃん。そう思った瞬間私は怒りに頭を支配された。
『ふざけないで。なんであなたのせいで私がこんな苦しまないといけないの。全部全部あなたのせいよ。』
「お前正気か?早くどっか行けよ害虫が。」
プチンっ。
その言葉を聞いて私の中で何かがちぎれた。
『天の神、太陽燦燦、月皓皓。どうか悪を滅するために力をお貸しください。命かけてでも良き者を守ります。』
「まさかっ!」
『真っ直ぐに生きていける心を。青天白日』
その言葉を言った瞬間私は太陽の光に包まれた。そして、その光はどんどん大きくなり最終的には山全体を囲む形となった。失辛は灰となって消えていった。
『これで、、みんな、、、助かった、かな?ハァハァ』
そこで私の意識は途切れた。
______
「カァ〜カァ〜!お館様!お館様!」
Aの鴉が飛んできた。あの子たちが出てから既に3時間は経っている。
「どうしたんだい?」
「カァ!西南西の山!謎の太陽に包まれる!カァ!
そこにいた鬼共は絶命!」
その言葉を聞いた瞬間、私はすごく焦った。
「お館様」
あまねが声をかけてきたので、頷いて私の子供たちに伝えるよう鴉を飛ばした。
「A、無事で居ておくれ、、」
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かにパン(プロフ) - 名無し82162号さん» ありがとうございます! (2022年1月6日 19時) (レス) id: 389140c462 (このIDを非表示/違反報告)
名無し82162号(プロフ) - 面白い (2021年9月27日 21時) (レス) @page1 id: 90bfde0de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひすい | 作者ホームページ:http://nanasaizihakawaigarareru.01
作成日時:2021年8月13日 17時