18 ページ19
『炭治郎お兄ちゃん!しりとりしよう!』
疲れていたのでそれを忘れたかったからか、もしくは暇だったからか分からないけどそんなことを言っちゃった。迷惑かな〜?って思っていると
「いいぞ!」
嬉しくなって、ルンルンしながらしりとりをしていた。しばらく歩いていてある家の角を曲がった時誰かとぶつかった。
『「すみません!」』
私も炭治郎お兄ちゃんも慌てて頭を下げて謝ると頭上から聞き覚えのある声が、、、
「何をしている。」
顔を上げると、やっぱりねぇ。
「冨岡さん!」
やばい!と思って壁とぎゆうの間をすり抜けて走り出そうとすると案の定腕を掴まれちゃった。
『やだ!離して!』
「炭治郎、何をしていた。」
ぎゆうは私の言葉に耳を傾けようとせず、炭治郎お兄ちゃんに聞いていた。
「冨岡さん、まこのこと知っているんですか?!道に迷っていてどこへ行くのか聞いたら街だと言ったので案内していたんです。」
「そうか。A様、お屋敷へ帰りましょう。」
『やだぁ!!!まちへ行くの!ぎゆう離してぇー!』
掴まれた腕を話そうと、暴れていたけどさすが柱、、、叶わない!
「あのー、冨岡さん、まことはどういう関係で?」
炭治郎お兄ちゃんが聞いた。
「A様は、お館様のお子様だ。」
「えっ!!!」
言わないで欲しかったなぁ、でもそれどころじゃないもん!早く逃げなきゃ!って思って、普段動かしていない体をバタバタさせているとまぁ発作が出るわけで。
『げほっ!げほっげほっげほっ、、、ゼェゼェ ハァハァ』
「「!大丈夫か!」」
あぁ、まちへ行きたかったのになぁ。
「いいかA様、せーので吸え。せーの シュッ」
ぎゆうが吸入器持っていてくれて良かった。そんなことを思いながら疲れがどっときて、私はそのまま意識を手放した。最後に見えたのは、2人が焦りながら私の名前を呼ぶとこだった。
149人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かにパン(プロフ) - 名無し82162号さん» ありがとうございます! (2022年1月6日 19時) (レス) id: 389140c462 (このIDを非表示/違反報告)
名無し82162号(プロフ) - 面白い (2021年9月27日 21時) (レス) @page1 id: 90bfde0de7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひすい | 作者ホームページ:http://nanasaizihakawaigarareru.01
作成日時:2021年8月13日 17時