検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:169,024 hit

1 ページ2

7年前、産屋敷家最後の子となるA様が生まれた。それは大層可愛らしいお子で。それが第一印象だった。産屋敷家前例にはない、女の子で黒髪であった。

お館様が産まれたばかりの彼女を抱いた。すると2人は光に包まれ、光が消えると共にお館様の呪いも消えていた。そう、彼女は今まで誰もが治せなかったお館様の呪いを治したのだ。お館様は驚かれていた。その事を理解した瞬間、この子は神から遣われた子であるとその場にいた全員が確信した。

天真爛漫。一言で表すとこの言葉が1番似合っている。よく笑いよく寝る子であった。恐れという気持ちを持っていないのか、人見知りもなく、柱にさえも人懐っこく関わりに行っていた。

失礼ながら頭の中はお花畑かと思うことが多いくらい、単純で太陽のような子であった。しかし、しっかりしなければいけない時はしっかりしており、お館様同様、異能の持ち主であった。予知に似た先見の明とは言わないが、何が起こっても対応できる力の持ち主であった。そう考えれば、ご氏族の中で、1番お館様の血をひいていると言っても過言ではなかった。

彼女の特徴はもうひとつあった。夜でも太陽の光を体から出すことが出来た。その為、鬼舞辻無惨含めて全ての鬼が彼女に恐れ抱いていた。彼女は鬼殺隊の切り札だったのだ。

しかし、その代償なのか彼女は体が弱く体調を崩すことが良くあった。その為、彼女は周りのご兄妹と走り回ったりすることが出来なかった。いや、長い間歩くことすらままならなかった。ご兄妹が外で遊ぶ姿をよく布団の中から見ておられていた。でも、自分の体のことを責めるわけでもなく、楽しそうにその姿を見ておられていた。笑顔が絶えていなかった。

そんな彼女を見てお守りしなければと覚悟を決めた隊士は何人居ただろう。少しでも早く、彼女が変わらぬ笑顔を浮かべていられる時代にしようと。

2→←設定・説明



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , , 産屋敷
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かにパン(プロフ) - 名無し82162号さん» ありがとうございます! (2022年1月6日 19時) (レス) id: 389140c462 (このIDを非表示/違反報告)
名無し82162号(プロフ) - 面白い (2021年9月27日 21時) (レス) @page1 id: 90bfde0de7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひすい | 作者ホームページ:http://nanasaizihakawaigarareru.01  
作成日時:2021年8月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。