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『あ、ヒロくんに降谷だ。おはよー』
次の日、朝の清掃に向かうと既に2人は揃っていた
｢A？いつもより早くないか？｣
｢あの遅刻ギリギリで生きているAが清掃開始の15分前に着いてるなんて……天変地異の予兆か？｣
『その金髪全部燃やすぞお前』
失礼極まりない発言をする降谷は動揺を隠せていないようだ
昨日はいつもよりも早めに寝れたから、今朝はスムーズに起きれただけなのに
『えっと、昨日は空気悪くしちゃってごめん
…少し、その人に妬いたっていうか』
｢あれで少しか？｣
｢ゼロ Aの話を聞いてやれ｣
すぐに話を脱線させようとする降谷にヒロくんがすかさずストップをかけた
ヒロくんに感謝
『陣平が1番構ってくれてるのは私だと思ってた
でも、いつの間にか違う人がその場に居たっていうのが…ちょっと、悔しかったんだ』
千速ちゃんの事は大好きだ
千速ちゃんが陣平の初恋の相手だからっていう理由で千速ちゃんを嫌いになんてなれない
千速ちゃんはどこからどう見てもいい女だよ
だからこそ、2人を見てるとお似合いだって感じてしまう
それが、私の中ではとても悔しかった
そう思ってしまう自分にも嫌気がさした
私達は双子だから
決して結ばれることがあってはいけないし、そうなりたいと思ってしまう事すら無駄だ
だからこそ、そんな不便な立場に立たされているからこそ、千速ちゃんが羨ましかった
ぎゅっと唇を噛み締める私に、｢A｣とヒロくんが呼んだ
｢話してくれてありがとな
ぎこちない笑顔で笑うお前が、ずっと心配だったよ｣
ニコッと優しい笑顔で笑うヒロくん
その隣で降谷も僅かにだが微笑んでいた
｢ヒロは寝るまでずっとお前を気にしてたんだぞ｣
｢ゼロ…！それは言うなって！｣
｢お前は色々と考えすぎだ
謝らなくて良い事でもすぐに謝ろうとする
心配しなくても、松田はお前の事を1番に考えてるさ｣
その言葉が例えどんな意味であったとしても構わない
私はどこまでも片割れが大好きだって事は不変だから
『ありがとね、ヒロくん 零』
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おまけ
『あ！伊達班長！昨日はごめんね！』
｢ん？何の事かはよく分からんが、大丈夫だ！｣
伊達班長もどこまでも良い人
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ふゆねこ(プロフ) - 更新されてて泣いた߹ᯅ߹また見直しますᡣ𐭩ᡣ𐭩 (3月4日 23時) (
レス) @page27 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - 続きみたい、、好きです、、まじで更新待ってます、、！ (8月28日 3時) (レス) @page26 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きが読みたいです (2023年1月2日 21時) (レス) @page26 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
sora_(プロフ) - この小説がこの世の中で一番大好きです😭 (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: e3e01b6152 (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王 - 松田さぁん！近づくなよ〜マドンナに､､､萩原が切なすぎ問題､､､ヒロくんとゼロくんの絡み可愛い💕 (2022年8月10日 9時) (レス) @page26 id: c75fcc9307 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃな | 作成日時：2022年6月19日 22時
