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陣平と今日1日、ロクな会話をした覚えがない
こんな事初めてだ
正確に言うと喧嘩した時を除いてだけど
陣平を避けている訳ではないし、陣平自身も多分避けているつもりは無い
ただ、きっかけがないだけ
なら作るまでだろ
このまま陣平と変な感じでギクシャクしてるのも嫌だし
という事で、陣平の部屋までやってきた
少しでも良い。いつものように他愛もない話をすればきっと元通りだ
ｺﾝｺﾝ
『じん……うおっ！』
ノックをして『陣平いる？』と言いかけた瞬間、突然扉が開いた
勿論扉を開けたのは陣平で、陣平も陣平で私の突然の訪問に驚いていた
｢A…？｣
『じんぺ、そのカッコ…何？』
陣平は何やらチャラそうなシャツを着ていた
明らかに陣平の趣味ではなさそうだけど…
それまで私に呆気に取られていた陣平が私の言葉に｢あ！！｣といきなり大声を出した
｢そーだモールス信号！！
時間がねぇ！Aもちょっと来い！｣
『え？なになに？！モールス信号ってなんの事！？』
｢それは向かいながら教えっから着いて来い！｣
少し焦った様子の陣平は、私の腕をグイッと引っ張りそのまま寮の外へと向かった
.
｢陣平ちゃんおっそい……って、Aちゃんも来るの？｣
『ハギにヒロくんまで…』
警察学校の門前に着れて来られると、何故かハギとヒロくんの姿があった
そして2人とも陣平と同じ格好をしている
ハギの姿を見て漸く分かった
これ、ハギの私服だ
見るからにチンピラの格好をした3人は、どこからどう見ても警察学校の学生には見えない
一体これから何処に行くと言うのか
私には頭の悪そうなクラブにでもいそうだなとしか思えないのだけど
｢部屋から出る時コイツ見つけたから連れてきたんだよ｣
｢へぇ…ま、いっか！人数多い方が有利だし！｣
『有利…？』
｢皆にも声掛けといたからもう少ししたら来ると思う
先に俺達だけでも向かおう｣
そうヒロくんが声をかけると、2人は走り出した
｢お前も行くぞ｣
『うわっ…！』
先程とは違い、今度は手を繋がれて陣平と共に走り出す
さっきから私だけ、話の展開が見えてこないんだけど
『じんぺ…！どういう状況かそろそろ説明して！』
｢はっ！これから強盗捕まえんだよ！｣
…………はい？
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ひぃな(プロフ) - 凡人さん» コメントありがとうございます！一気読みしてくださったんですか！？好きすぎるなんて嬉しいです(;_;)更新頻度不安定にはなりますが、これからも頑張りますので読んでいただけると幸いです！！ (2022年6月14日 23時) (
レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
凡人 - コメント失礼します！作品好きすぎて一気読みしちゃいました〜！続きが楽しみです、無理のないように更新頑張ってください！応援してます💪 (2022年6月14日 22時) (レス) @page40 id: a488a8e9b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - RIOさん» コメントありがとうございます！続きを読みたいと思ってくださるような作品を書くことができて嬉しいです！作者は学生の為、今後定期考査や大会を控えているので更新は曖昧になりますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年6月14日 7時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 続きが読みたいです！ (2022年6月14日 2時) (レス) @page37 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - いーすとさん» いーすと様コメントありがとうございます！！その一言が小説更新の原動力です！！！！嬉しすぎて飛びます！！ (2022年6月12日 23時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃな | 作成日時：2022年6月8日 21時
