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「それは告白するべき」
「えぇ…そんな……私できないよ？」
ゆづちゃん宅にて、
北斗に映画に誘われたことを話したらこうなった。
「自信ない？いつも松村くんと一緒にいるんだから大丈夫だよ」
「いや、それ故に女として見られてないかもだし…」
「そんなことないAは可愛い」
ゆづちゃんはこう言ってくれるけれど、
自分のことに関しては本当に自信がない。
それに、告白してフラれたとして…
もし関係が変わっちゃったら…？
「今まで通り話せなくなるのは、やだよ…」
「フラれるくらいなら今のままの距離が…っていうよくあるやつね、でもそうやってずっと曖昧なまま過ごすの？」
「ん…」
「私はハッキリさせたいって思うな、」
もしそれで関係が崩れたらそれまでの仲だ、って。
「それこそAと松村くんなら、そんな簡単に関係が崩れるなんてことないと思ってる」
「そう、かな…」
「松村くんにとってもAって特別なんじゃないかって、まぁもちろん私の意見ではあるけど、そう思ってるよ」
特別…、
そんな風に思ってくれているのかな。
「ねぇA、高校生活なんて３年間しかないんだよ？」
これから進路も決めなきゃいけない。
同じ大学にでも行けばこれからも一緒にいられるけど、北斗の学びたいことが私と同じかと言われると違う気がする。
就職にしても進学にしても、こんな風に毎日会ったりなんて当たり前じゃなくなるんだ。
ゆづちゃんの言葉でやっと気づいた。
１日１日が大切で、青春なんだって。
いつか伝えたいなんて思うだけじゃダメ。
当たり前が当たり前じゃなくなるうちに私の思いを伝えなきゃ。
「私、後悔したくない」
「うん、」
「頑張ってみてもいいかな…？」
「私はずっと応援してるよ」
こうやっていつも背中を押してくれるのはゆづちゃんだ。
ずっとずっと味方でいてくれる大切な親友。
いつもありがとう、なんて、
面と向かうと少しだけ照れくさいや。
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hiina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！お楽しみいたけただようで嬉しいです(泣)ぜひこれからもよろしくお願いします！ (2021年2月14日 20時) (
レス) id: dd01d7da97 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ めちゃくちゃキュンキュンするお話でした(>_<) (2021年2月14日 3時) (レス) id: e3d456c007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年1月20日 23時
