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「あ、」
翌日、いつも通り後ろから教室に入った私は、
自然と目線が北斗の席に向いていたことに気づいた。
でももうその席に北斗はいなくて、
そういえば席替えしたんだったなぁって。
「A」
「わっ…そっか、北斗ここかぁ、」
廊下側の後ろの席ということは後ろの入口から１番近いわけで、ドア付近に突っ立っていた私のすぐそばに北斗はいた。
「おはよう」
「はよ、」
意外にも私の心の中は冷静で。
昨日ゆづちゃんに話をたくさん聞いてもらったからなのかな。
「ねぇ北斗？」
「ん？」
「やっぱり私たちの朝ってこうやって話さないと始まらないよね」
「朝はすでに始まってるよ」
「そういうことじゃないじゃん」
ま、どうせそう思ってるのも私だけなんて分かってるもん！
「じゃ、今日から私はあっちなので！」
「はいはい、」
いざ授業が始まるといつも以上に退屈。
北斗が真っ直ぐと前を向いていて、
その横顔を見つめるのが好きだったなぁって。
……………。
あー、もう、
やめた！
席が離れたぐらいでセンチメンタルな気持ちにならない！
これを機にちゃんと授業でも受けようかな。
って言っても、別にこれまでグレてたわけじゃないけど。
頭の中で色々考えてたらそれが態度にも出てたみたいで、後ろからゆづちゃんに突っつかれた。
「A、うるさいよ」
「え」
「仕草がうるさい」
「なんだそれ」
喋ってないけど、とりあえず静かにしようと思った今日この頃。
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hiina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！お楽しみいたけただようで嬉しいです(泣)ぜひこれからもよろしくお願いします！ (2021年2月14日 20時) (
レス) id: dd01d7da97 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ めちゃくちゃキュンキュンするお話でした(>_<) (2021年2月14日 3時) (レス) id: e3d456c007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年1月20日 23時
