＊ ページ12
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これが、北斗との出会い。
２人で夕暮れの砂浜に座って思い出していた。
「懐かしいなぁ、私見知らぬ人に監 禁されたんだよ？よく考えたら私って結構冷静だったかも、」
「監 禁だなんて言い方が酷いよ」
「誘拐だよあんなの」
「でも結局は俺を受け入れてくれたもんね」
ふふってドヤ顔の北斗。
そう、あの時は私も馬鹿だった。
本来ならもっと泣いて喚いて怖がるはずなのに、
そうならなかったのは相手が北斗だったから。
「ねぇ、どうして私だったの？」
隣に座る北斗を見れば北斗も私を見て、だけどすぐに逸らされた目は真っ直ぐに海を見つめた。
「言ったじゃん、一目惚れだって」
それに、と続けて口を開いた。
「いつも笑ってるAを羨ましく思ったから」
「……じゃあやっぱり寂しいのは北斗のほうだったんだ」
「いや、」
「ふふ、ほんとそこだけは譲らないよね」
だってほんとのことだもん、って
頑なに認めようとしない北斗。
出会った時と変わんないなぁ。
「Aは？どうしてここまで一緒にいてくれたの、」
「守ってあげたいな、って思ったから。あと、あの日私はもう北斗のことを好きになってたんだよ」
少し照れたように下を向いた後、
北斗はまた私に聞く。
「俺のこと、好き？」
「好きだよ、大好き」
「ん…俺もAが好き」
私の手をとって確かめるようにきゅっと握りしめた。
＿＿＿＿そろそろいこっか、
そう呟いた北斗に頷いて。
これからもずっとそばにいるよ。
そう誓いながら。
片足を踏み出した海の水は、
まだ少し冷たかった。
fin.
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
なかなか初挑戦のジャンルで上手く書けているのか。
だけど北斗くんと言えば「心中」……()
軽めの(？)ヤンデレだった気がするので、
機会があればまた挑戦しますね！！
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hiina(プロフ) - たい焼きさん» ヤンデレと心中がテーマになっていたお話なのでそういうことになりますね、、幸せな死ですきっと、、(？) (2020年8月14日 15時) (
レス) id: c45b4442a4 (このIDを非表示/違反報告)
たい焼き - 「永遠の誓い」って最後死んじゃったんですか…？考えすぎ？？ (2020年8月14日 0時) (レス) id: 0b039e69c7 (このIDを非表示/違反報告)
hiina(プロフ) - れくさん» お返事遅くなってごめんなさい！！ありがとうございます頑張りますね！！ (2019年5月17日 23時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
れく - すごく面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年5月13日 15時) (レス) id: b7eeef1b9a (このIDを非表示/違反報告)
hiina(プロフ) - すずかすてらさん» わ〜！そう言っていただけて嬉しいです！！こちらこそありがとうございました(泣) (2019年5月6日 14時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2019年3月18日 17時
