とある王国の6人 (ページ13)

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なかむside
うざいあいつの後ろにスマイルは忍び寄り、手刀をそいつの首に落として眠らせた。
それと同時に3人も敵の抹殺を終える。
なか「スマイル、ナイス！」
きり「すげえな、あいつ。あの3人と同じくらいすげえよ。」
そう感心するきりやんは心なしか顔色が悪い。
きりやんのことだから毒は飲んでないと思うけど...もしかして撃たれたときの傷が結構深かったとか？
シャークん達がβ国国王を縛り上げてこちらに近づいてくる。
ぶる「きりやん？寝てるの？」
きり「起きてるわw。ちょっと目瞑ってただけだろｗ！」
ぶるっくが声をかけるときりやんは壁にもたれかかったまま怒鳴る。
その顔は青白さが一層増しているようだ。
きん「きりやん、顔色がすごく悪いよ。」
きり「は？それマジ？」
スマ「マジだ。」
きり「んー、疲れてんのかな？まあ大丈夫だろ。」
そう言ってきりやんは首をかしげるがやはり壁にもたれたまま。
そしてその顔色の悪さは疲労からくる悪さではないということがよくわかる。
なか「どう考えても大丈夫じゃないで...しょ？」
俺が少し目を離すと、ドサッという音がした。
慌てて前を向くときりやんは倒れていて、そのうつ伏せになった腹を中心にじわじわと地面やきりやんの服がじわじわと赤く染まっていった。