終わりの始まり【WT】

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きんときside
貴方『ふーん...みんなまでそういうんだ。』
きん「そうだよ、だから...！？」
―生きたくないなんて言わないで
と言おうとした瞬間、ガシャンと大きな音がしてAの近くにあった花瓶が割れた。
その破片はもちろん、Aに少し当たる。
貴方『ふざけないで。私がいつみんなを許したの？』
ぶる「A...。」
貴方『私が裏切り者が嫌いなの知ってたよね？それなのに平気で暴言吐いて暴力振るってさ。客観的に見ようとは思わなかった？何？みんなして「そんな奴だとは思わなかった」って正義面ぶっこいて人を平気で傷つけたくせに？』
ぐっと言葉に詰まった俺らを見てAはさらに続ける。
貴方『黙らないでよ。まるで私が悪者みたいじゃん...ああ、元から悪者だったねｗ。私は人に暴力振るった設定上の悪者だったわｗ。すっかり忘れてたｗ。ってことで、悪者が嫌いなら帰ってどうぞｗ。』
シャ「Aは悪者じゃないだろ。俺らが勝手に決めつけただけで。」
貴方『だから、みんなが決めつけた「悪者」じゃんｗ？だから早く帰れって言ってんの。お分かり？』
スマ「お前...なんで笑ってんだよ。」
貴方『いやー、自分って惨めだなって思ってさｗ。どうでもいいときにめっちゃ来るくせに助けてほしい時に裏切ってくる知り合いをもつなんてねえｗ？』
そう言いながら彼女は点滴を抜いた。

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