番外編 ページ39
しばらく歩いたのか、そらるさんたちは見えなくなった。
どれくらい歩いたかは私には分からない。
それくらい怖すぎる…
誰だよ肝試しとかいったやつ。
AtR組許すまじ。帰ったら毒入りクッキー作ってやる。
貴方「さむ…」
だんだん肌寒くなってきた。
なんせ、部屋着しか着てないのだ。誰だってこの格好は寒い。
私はお風呂上がりだし、明日風邪ひいちゃったら困るなぁ…
そんなことを思っていると、私に新しい重みが。
そして知っている香りも鼻を通った。
これは…
るす「俺のでよかったらこれ着てて?風邪ひいたらつまんないやろ?」
またしても表情は分からない。
けど声はとても優しかった。
それだけで安心して、ありがとう、と返した。
なんだかるすくんに抱きしめられている気分。
手は繋いだままだ。
またしばらく歩いていると、墓地につく。
貴方「はぁ…?」
るす「これは…」
今まで怖さに耐えてきたのにここで終わり…!?
るす「よし、行くか…」
るすくんも覚悟を決めたようだ。
少し手を強く握られる。私もそれを握り返した。
ざくっ、ざく、と石を踏む音がする。
見る限り墓地はまだまだ続いている。
そろそろ私も限界だ。怖すぎる。
と、そんなときにすぐ近くからバサバサとカラスが飛びたった。
貴方「きゃあぁぁっ!!」
反射的にるすくんに抱きついてしまった。
luz「うぉっ、びっくりした…」
貴方「もう無理ぃぃ〜…」
るすくんはカラスの音より私が抱きついている方に驚いているようだ。
luz「怖い？」
私を抱き締め返するすくん。これもまた、強く優しかった。
るすくんの香りが今1番近いところにある。
だけど、こわいものはこわい。
このままじゃ全く進まないのは承知の上だが、これ以上進める勇気はない。
するとるすくんは、私を体から離し
代わりに私の腕をるすくんの腕に絡めた。
るす「これで大丈夫やろ?」
一瞬だけ月に照らされたるすくんの表情はとても素敵だった。
−END−
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りま。 - 私もエレクトーン習ってますよ！ もう習い始めて10年くらいです笑 (2017年4月30日 2時) (
レス) id: 87c68ab534 (このIDを非表示/違反報告)
てぃにー(プロフ) - 五話前の雑談？見させてもらいました！私も年長くらいからエレクトーンやっているんです！エレクトーン知っていたりやっていたりする人が結構少ないので親近感湧きました！ (2017年1月31日 21時) (レス) id: b64373c183 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 凉秋さん» コメントありがとうございます!デュラララチャット面白いですよね!今度ぜひお話しましょ! (2017年1月28日 11時) (レス) id: 9851f42922 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます!そう思っていただけて光栄です◎ (2017年1月28日 11時) (レス) id: 9851f42922 (このIDを非表示/違反報告)
凉秋 - 面白いです！チャットやってるんですね！私の友達がデュラララチャット(？)やってました！私も少しやってましたがやる暇なくて…(笑) (2017年1月26日 16時) (レス) id: f98425d45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ x他1人 | 作成日時：2016年8月16日 18時
