story65 ページ21
「じゃあ、リヴァイといつも一緒にいるのは、なんで？」
「リー、言った。とも、に、生きる。だから、いる」
「一緒にいるのは、エルヴィンじゃ駄目？ミケでも私でもいいけど」
「エル…、ハジ…、ミー…」
Aの頭がフル回転する。エルヴィンが一緒にいこうと言い出した。スーリヤの願いを聞き届けようとしてくれた。あの時は理解できなかったが、今ならわかる。
ハンジは、一番最初に信頼をくれた。Aを信じ、モブリットのことを任せてくれた。それがどれだけのものか、今ならわかる。
ミケは、嫌がるAを叱ることはせずに、怖いと思う事を一つずつ教えてくれた。知らないから怖いと思う。だから知るんだ、と。見たことの無い空を見せてくれた。
三人は仲間だ。一緒に生きる仲間。それは間違いない。
「…共に、いき、る。一緒に、いなくても、できる？」
「そうだなぁ…四六時中一緒にいなきゃいけないってことは無いんじゃないかな」
「…し、ろ…？」
「朝から晩までってこと」
「……一緒に、いない、でも、共に、生きる、が、できる？」
「そう！だってさ、私たちがそうじゃない？」
プシュプシュと煙が上がっていそうなくらい、Aが困惑しているのがわかる。可哀想には思う、が、変革には痛みがつきものだ。…これが変革なのかは、さておき。
「リヴァイもそう。いつも一緒にいなくても、一緒に生きてる。心が繋がってるから」
「…こ、こ、ろ」
「想い、気持ち。そんな感じかな」
「…お、もい…き、も、ち」
「Aは、リヴァイと一緒にいて、どんな気持ちになる？」
蒼の瞳を覗き込むと、その瞳は揺れていた。
「安心…。あた、た、か、い…」
「私は？」
「…たの、楽しい。安心…」
「エルヴィンは？」
「…安心…やわ、らかい」
「ミケは？」
「…やさ、しい。安心…」
全てに安心が含まれている事を確認し、栗色の髪を撫でる。
「もっと触れたいって思うのは？」
「ふれる？」
「そう。こうやって」
ハンジの手が、Aの手と重なった。額にキスを落としてみる。
「こんな風にされて、嫌？」
「好き」
「じゃあ、Aがそれを一番したいのは、誰？」
「……わか、ら、ない」
「そっか。今日はこのくらいにしよう。今の質問の答えが見つかったら、教えてくれる？」
「わかった」
(仲間として以外の愛情を感じることができるようなきっかけ)
(それを作ることしかできないけど)
(この行動が、いい方向に向くよう祈る)
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さと芋 - すっごく面白いですo(｀ω´ )oこれからも頑張ってください！ (2015年4月10日 1時) (
レス) id: 1ff7e22c1f (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - えっΣ（ﾟдﾟlll）使ってなかったんですか？なら大丈夫じゃないですか〜( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年4月9日 21時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ゆうさま>言われてきづきました。あまり古いネタ使ってなかった…！ (2015年4月9日 20時) (レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - ありがとうございます！古いネタってどんなやつですか？ (2015年4月8日 23時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ゆうさま>おきになさらず！同じ趣味をもつかたと話すときは、あまり年は気にしないので。ネタ…結構古いネタとか、つかってます。たぶん。（← (2015年4月8日 22時) (レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2015年4月6日 19時
