story61 ページ17
「……あのコスプレ野郎は、危険だ」
幼い子供のような、言動。面白がっている時は上機嫌だが、自分の意に沿わないことで簡単に怒る。不機嫌になると残虐性が増すことは、リヴァイ自身の身体が覚えていた。
そしてなにより、モノクルに隠された狂喜。直接それを向けられたわけではないリヴァイですら、恐怖を感じるほどの狂気。
「……犯行内容や二人を圧倒したことを考えても、その意見には両手をあげて賛成するよ」
「ならばなぜ、Aを入団なんて話になる？」
ミケの疑問は当然のものだろう。普通に考えたら、どこかに身を隠す。Aを殺そうとしている一派をあぶり出すまで、もしくはAが殺されてしまうまで。どちらにせよ、堂々と団員になるよりはマシなように思えた。
だが、ハンジはチッチッと人差し指を動かす。
「カイルが現れたとき、私たちはその存在にまったく気づけなかった。なら、隠れている時にあいつが来たら、もう終わりさ。でも、正式な団員になれば、堂々と護ることができるだろ？」
「……護れれば、な。正直、アレはもう人間の限界ってもんを超えている。百人かかっていっても、一分と持たねぇだろう」
リヴァイの言葉は重みがあった。間違いなくリヴァイは、カイルに完全敗北したのだ。人類最強が(立体機動装置を使用してなかったとはいえ)一瞬で負けた。
だが、ハンジは笑顔さえ浮かべている。
「前回は不意討ちだったからね。だから、こんどはこちらから仕掛ける。そのためにも、Aの正式入団は必須事項なんだ」
調査兵団きっての策略家。ハンジ・ゾエ。彼女の笑みは、自信に満ち溢れた物だった。
(私だって、Aを護りたい)
(だから、私のできることは全部やってやる)
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さと芋 - すっごく面白いですo(｀ω´ )oこれからも頑張ってください！ (2015年4月10日 1時) (
レス) id: 1ff7e22c1f (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - えっΣ（ﾟдﾟlll）使ってなかったんですか？なら大丈夫じゃないですか〜( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年4月9日 21時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ゆうさま>言われてきづきました。あまり古いネタ使ってなかった…！ (2015年4月9日 20時) (レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - ありがとうございます！古いネタってどんなやつですか？ (2015年4月8日 23時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ゆうさま>おきになさらず！同じ趣味をもつかたと話すときは、あまり年は気にしないので。ネタ…結構古いネタとか、つかってます。たぶん。（← (2015年4月8日 22時) (レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2015年4月6日 19時
