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Story117 ページ43

【やれやれ、面倒な】


夢の中だ。そう、直感した。そして何か、とてつもない力を持つ何かが、そこにいる。


「…どちら様ですか」
【神、悪魔、仏、なんでもいい。貴様ら人間や呪霊とは別の理、別の意識で動くものだ】
「では…仮に神ということで。何か御用ですか」
【五条A】
「!」


目に見えない存在。それが発した名前に、七海は身体を強ばらせた。反射的に臨戦態勢をとる。


【あやつ、やりやがった】
「…は?」
【私を手玉に取るとは、なかなかどうしてムカつく女だ。だが契約…貴様たちのいうところの縛りである以上、仕方がない】
「なんの、ことですか」
【貴様、あの女に会いたいか?】
「…居場所を知っているのですか」
【知っているとも。教えてやることもできる。…代償が必要になるがな】
「代償、とは」
【貴様に払えるもの…となると、限られてくる。何より契約を守らねばならん。面倒な…】
「先ほどから言う、その契約とは」
【貴様に説明する義理はない。だがまぁ…決めた。貴様の、その力だ。それと左腕。それをもらう】
「…力。呪力のことですか」
【そうだ。その力と左腕を差し出すくらい、安いだろう?】
「……安くはありませんよ。これは、私の生きがいだったものだ」


この力がなければ、大切な人たちと出会うこともできなかった。たくさんのありがとうを、もらうこともできなかった。人間らしく生きることも、できなかった。


だが。


「ですが、惜しくはありません。Aに会えるなら、喜んで呪力と左腕を支払います」
【良い覚悟だ。目が覚めたら、ある場所に行くと良い。目覚めれば自然と、その場所がわかる】


【そして、その先の未来】
【必ず契約を果たせ】
【そうでなければ、私が割を食ってしまう】

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灯霧(プロフ) - 森さん» 応援ありがとうございます!また七海夢書くと思うので宜しくお願い致します! (2022年2月28日 0時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
- YouTubeのはきっと、千葉茉吏衣というアイコンの人だと思います。 これ面白かったです❗応援してます‼ (2022年2月25日 0時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - 灯霧さん» YouTubeでも似たようなコメントをみた事がありまして,もしかしてと思ったのですが,そうだったんですね…。 ありがとうございました。 (2021年12月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 福寿茶寮さん» 申し訳ございません!私が気づいてなかったばっかりにご不快な思いをさせてしまいました。報告し非表示にしてあります。あの人はどこの七海夢にも出没するアラシみたいなものです。今後も見つけ次第非表示にいたします。お手数をおかけいたしました…! (2021年12月22日 15時) (レス) id: 659f7a97b9 (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - マリイ(七海建人の嫁)さん» 変な事書くのやめて下さい。 (2021年12月22日 11時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:灯霧 | 作成日時:2021年8月3日 16時

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