story36 ページ40
リヴァイVSAの攻防戦。それを止めたのは、下卑た声。
「おいおいにーちゃん。嫌がってるじゃねぇか」
Aの両頬をつかんで引っ張るリヴァイと、リヴァイの髪の毛をつかんで引っ張るAの視線が、そちらに向かう。
「チッ。取り込み中だ。失せろ」
「りゃー！はら、しゅ！」
「いてぇだろうが。ハゲたらてめぇのせいだぞ」
「いひゃ、い！はらしゅ！」
「まだ抵抗するか、随分根性ついたな」
そしてすぐに喧嘩を続行。
「おい、おれの話を」
「かへ、りゅ！」
「帰らない」
「かへりゅ！」
「帰らない」
「いい加減に」
「りゃー、きりゃい！かへりゅ！はらしゅ！」
「嫌いで結構。ノコノコ帰ったらまた俺の服が犠牲になる」
「かへ、りゅ！」
「バカにしやがって…！野郎共、やっちまえ！！」
怒髪天ついた、男。まぁ、少し同情しないでもないが、その男の言葉に突然、何人もの男が屋根の上からリヴァイたち目掛けて飛びかかった。
ドゴ！バキィ！
「ガウッ！！」
一瞬で喧嘩を止めた二人が動く。Aは飛び降りた男の一人に飛びかかり、身体を押し倒した状態で喉元に噛みついた。その姿はまさしく、獲物をしとめる狼。
リヴァイは声をかけてきた最初の男の顎に強烈な掌底を食らわせ、揺らいだ所を蹴り倒していた。うつ伏せになって呻く男の背中を、容赦なく踏む。
そのすべてが、一瞬だ。二人を取り囲む人数は六人。その全員が、動けなかった。まったく動きが見えないうちに、訳もわからず二人がやられたこの状況に、ついていけなかったのだ。
「取り込み中だと、言っただろう」
(ヴヴゥ゛ゥ゛ゥ゛！！！)
(おい、噛みきるなよ。俺の服がまた汚れる)
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灯霧(プロフ) - darkroseさん» ありがとうございます！この話は笑いを取りにいってみました！（←）おたのしみくだされば嬉しいです！ (2015年5月7日 0時) (
レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
darkrose(プロフ) - ９話面白いです！今から全部読ませていただきます！ (2015年5月6日 11時) (レス) id: b09570af35 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - 一杯本読みます!!!頑張ります!!!!!! (2015年4月6日 17時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ☆ユウ☆さん» え！？いや……一杯本読めば、言葉が勝手に出てきますよ…？昔からなので…それくらいしか思い当たらないです… (2015年4月6日 17時) (レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - 小説書くコツを教えてください…(-｡-; (2015年4月6日 16時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2015年4月5日 9時
