story1 ページ3
エルヴィンが団長になり、初めての壁外調査の最中に、それは起こった。
(黒…奇行種か…)
南の空に上がった信煙弾を確認し、それを自分で打つ。
「リヴァイ！」
「なんだ、クソメガネ」
「空がヤバイ。一荒れ来そうだ！」
ハンジのさした方向には、暗雲。
「初列索敵班から、小規模な巨大樹の森を確認したって報告が入った！そこに行って嵐が過ぎるのを待つ！」
「エルヴィンの指示か」
「もち！」
「了解だ。クソメガネ。後列に伝えにいけ」
「あいあいさー！」
喧しく離れるハンジをちらりと見て、リヴァイは
ため息を一つ漏らした。
「……あの…兵長？なにか気掛かりでも」
「いや…なんでもねぇ。…右翼に口頭伝達しろ」
「はい！」
気遣う部下を伝令に走らせ、前を睨み付ける。比較的直ぐに緑の信煙弾が上がった。西の方向。
暗雲たれこめる方角。
「……ちっ。霧が出る前に全員たどり着きゃいいんだが…」
ポツポツと、少しずつ、雨が降り始めた。
(あの時の光景が頭を過る)
(仲間を失ったあの時の)
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灯霧(プロフ) - darkroseさん» ありがとうございます！この話は笑いを取りにいってみました！（←）おたのしみくだされば嬉しいです！ (2015年5月7日 0時) (
レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
darkrose(プロフ) - ９話面白いです！今から全部読ませていただきます！ (2015年5月6日 11時) (レス) id: b09570af35 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - 一杯本読みます!!!頑張ります!!!!!! (2015年4月6日 17時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ☆ユウ☆さん» え！？いや……一杯本読めば、言葉が勝手に出てきますよ…？昔からなので…それくらいしか思い当たらないです… (2015年4月6日 17時) (レス) id: 675366c207 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - 小説書くコツを教えてください…(-｡-; (2015年4月6日 16時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2015年4月5日 9時
