story11 ページ13
翌朝。
「頭いてぇ…」
「…飲みすぎた…」
完璧な二日酔いで朝の会議に出席した二人に、フラゴンとエルヴィンが若干呆れている。キースに至っては、ため息をついていた。
「お前たちな…」
「心配すんな、キース。部下の前でこんな醜態さらさねぇよ…」
「……努力する」
「……もういい、次から気を付けろよ。さて、では会議を始める」
この会議は、Aが来たことによる影響を考えての緊急会議だった。何せフラゴンとナナバを初めとして、Aの教え子が多いのだ。
「それで、A。実際はどう動くつもりなのかを聞かせてほしい」
「あの三人に規律を叩き込む方法だろ？簡単だよ。あいつらには僕のパシりになってもらう」
パシりと言えば聞こえは悪いが、一番手っ取り早いのはそれだ。彼らに足りないのは、上下関係に伴う礼節や常識。元々地上で暮らしていた人間が注意したところで反発するだけだが、A自身が地下街出身者だ。しかも、リヴァイの姉。
「訓練には支障が出ない範囲でのパシりになるから、安心しろ。あとフラゴン、やりづらいだろうが戦略的訓練の方も僕が監視する」
「きょ……いえ、司令が直接、ですか…！？」
「安心しろ。お前はもう、立派な兵士だ。やり方に文句をつけるつもりはねぇよ」
「はぁ…わかりました…」
がっくり肩を落とすフラゴンの肩をポンポンと叩いたのは、ハンジだった。
「あとは、訓練以外の時間に雑用もやらせる。四六時中の集団行動には、慣れてねぇからな。だからできるだけ、僕のところに仕事を回してくれ。あ、掃除以外な」
「掃除以外？」
首を傾げたキースに、ミケが一つため息をついた。
「Aは度の過ぎた潔癖症だ。掃除なんかやらせた日には、訓練にならないだろう」
(ニヤリと笑うAをジト目で見下ろすミケの視線は)
(好きな人を見るそれで)
(私とフラゴンは、顔を見合わせてしまった)
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灯霧(プロフ) - 777さん» 普通のペンだと難しいとおもいますよー。私も姉に投げつけたいww (2015年7月16日 9時) (
レス) id: 3be15bf116 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 南湖さん» 万年筆のようなものを想定しているので、返しは自作でしょうwwありがとうございます！頑張ります！ (2015年7月16日 9時) (レス) id: 3be15bf116 (このIDを非表示/違反報告)
777 - ↓いったい何に使う気ですか;…と言いつつボクも欲しい！弟に投げつけたい！！自分のペンにカエシ付けられるかな… (2015年7月16日 0時) (レス) id: 1bd62eb53b (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - ペン先に返しがついてるペンってどこに売ってるんでしょう。欲しい← 更新頑張ってください！ (2015年7月15日 22時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 777さん» 固まらせたかったんです（←草がはえて嬉しい！ (2015年7月14日 23時) (レス) id: 3be15bf116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2015年6月27日 8時
