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Story34 ページ35

「相沢さんは、お風呂どうなさるんです?」


お茶を飲んでいたら不意に問いかけられ、へ?と首を傾げる。それから胡蝶さんの言わんとしている事が分かるまで、数秒。


「不死川さんから聞きましたよ?刀身を素手で持ったって」
「あぁ……だって偽物だと思ってたんですもん。とりあえずギブスしてますからね。お医者さんからは、傷口がくっつくまでは湯船に入らないよう言われてますよ」
「まぁ妥当な指示だとは思いますが…それでは私が背中を流しましょうか?」
「えっ!いいんですか!?」


体を拭く、という選択肢はあったけれど、不死川さんに背中を拭いてもらうのはちょっと…いや、かなり躊躇いがあったため、胡蝶さんの申し出はありがたい。思わず食いつくと、クスクスと笑いながら頷いてくれる。


「もちろんですよ。その手では、髪の毛を洗うのも一苦労でしょうし」
「大変ありがたいです。ほんと、どうしようかと思っていたんですよね」


髪を切りに行く手間が惜しくて伸びっぱなしの私の髪は、癖すらないが背中の真ん中辺りまである。正直、片手で洗うのは大変だ。


「それじゃ、不死川さんが出たら一緒にお風呂ですね!」
「ふふ、楽しそうですね。相沢さん」
「誰かとお風呂なんて、久々ですから!大学で旅行行ったっきりなので……3年ぶりくらいですね!」


自宅で誰かと入るなんて…それこそ子供時代以来じゃなかろうか。気分がウキウキする。


「そうと決まったら、明日の準備を済ませないと!」


コタツに置いてあったスマホに指を滑らせ始めた私を横目に、胡蝶さんが水を汲む。えーと…まずは私の負傷、田野中さんのインフルエンザという残念なお知らせをして…それから、素人だけど知り合いが手伝ってくれるので、明日のランチの時間に基本的な作業を教えて欲しい、と。こんなもんでいいかな。何かあればメール打つのは遅いので電話くださいとも書いておこう。


「はい、お茶です」
「ありがとうございます」
「ところで相沢さん。不死川さんからうかがったのですが…相沢さんは私たちより年上のようですね?」
「へ?ぁ、はぁ…えっと、女性に年齢を聞くのは失礼だと承知の上で……お幾つですか?」
「私は今年18になります」


うん、知ってたよ!ただ聞かないと不自然でしょ!?


「はは…若いなぁ。私25です」
「でしたら、敬語を使う必要はありませんよ。名前もしのぶと呼んでください」
「え、いや、でも」
「ね?」


(その笑顔)
(めっちゃ怖いです)

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コサキ(プロフ) - ち◯こさん» あと名前変えろ。きっしょ。 (2月19日 22時) (レス) id: d52feb45e3 (このIDを非表示/違反報告)
コサキ(プロフ) - ち◯こさん» お前の事違反報告したから。お前の方こそ暇人やろ。 (2月19日 22時) (レス) id: d52feb45e3 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - ち◯こさん» あなたの方がおもんないで。もうやめとき虚しいから。 (2月13日 1時) (レス) id: b7b0607f35 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - コサキさん» おおっとぉ!?ご指摘ありがとうございます!修正いたしました! (2022年1月13日 22時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
コサキ(プロフ) - 1995年は平成7年ですね。 (2022年1月13日 21時) (レス) @page12 id: beb81ab5f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:灯霧 | 作成日時:2020年2月11日 16時

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