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純愛。6 ページ6

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道場に戻ると、近藤勲、土方十四郎、沖田ミツバ、
この3人が待ち構えていた。


近藤は鬼のような形相で。

それを見るなり総悟はビクッとして、ちょっとだけ後ずさりして、私の着物の裾を掴んだ。

その仕草にキュンと来たのはここだけの話。


「…総悟、お前…」

「っ、ごめんなせェ…」


総悟が謝ると、鬼のような形相だった近藤が
目に涙を浮かべ、


「総悟ぉぉぉ!!心配したんだからなぁぁぁ!!」


ドカドカと大きく走り、総悟に抱きついた。
ぐっと絞められ、総悟は苦しそう。


「うっ、助けて下せぇ、、Aさっ、」

「こっ、近藤さん、もうそのぐらいにした方が…」


今にも死んでしまいそうな総悟。
それを見た土方やミツバさんなどが助けに入る。


「…死ぬかと思いやした。」

「ごめんよぉ、総悟ぉぉ!!」

「別にいいでさァ。まぁ、抱きしめられるのなら
Aさんにして欲しいでさァ」


総悟の爆弾発言により、周囲の目は全て私に向く。


「え?なに?お前らそういう関係なの?」

「あら総ちゃん、もうそんなに成長したのね!」


歓喜する声と驚く声。


事の発端である総悟の方を見れば、子犬のような目で、抱きしめて?と言っている様な気がする。


「…すればいいんだな、すれば!」

「嬉しいでさァ!!Aさん、早く早く!!」


キャピキャピとはしゃぐ総悟。
それを落ち着かせるかのように、そっと抱きしめた。


「こ、これでいいのか?」

「んじゃあ、俺からもお返しでィ」


ぎゅっと抱きしめられた。

その手は暖かくて。

総悟の方が背が高いから、抱きしめられて総悟の胸板に顔が。

ふわりと漂う石鹸のいい香り。


「…Aさん、__でさァ」


総悟が何か言った気がした。けれど何を言っているのか聞こえなかった。


「え?なんて?」


聞き返すと、顔は赤らめた総悟が。


「なっ、なんでもありやせん」


ちょっとびっくりしたような声で返事してくれた総悟に愛情が湧いたのはここだけの話。




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しゃしゃねこ(プロフ) - どんぐりさん» どんぐりさん!コメントありがとうございます!最終的にはハッピーエンドを目指しておりますので…!読んでいただきありがとうございます、 (2017年10月1日 1時) (レス) id: 0f734cf238 (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり(プロフ) - 続きが気になり過ぎます…!急展開に次ぐ急展開でもう、毎話読む度ドキドキしてました!幸せなエンドを信じて、これからも更新応援しています! (2017年10月1日 1時) (レス) id: 84127baa22 (このIDを非表示/違反報告)
しゃしゃねこ(プロフ) - みーたん@銀さんらぶさん» コメントありがとうございます前作から一気読みされたんですか!!ありがとうございます。私自身も、夢主さんの過去を書くのは辛いんですよね(笑)結果的にはハッピーエンドになる予定です。読んでいただきありがとうございます。 (2017年9月5日 7時) (レス) id: 0f734cf238 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん@銀さんらぶ(プロフ) - 前作から一気読みしてしまいました!(笑)夢主ちゃんの過去が壮絶で過去篇読むの辛いですが報われると信じてます(笑) (2017年9月5日 6時) (レス) id: 7c60e25e43 (このIDを非表示/違反報告)
しゃしゃねこ(プロフ) - 鈴巴さん» コメントありがとうございます!!前作から読まれているだなんて、ありがとうございます!!引き続きシリアス、過去編だと思いますが、よろしくお願いします!! (2017年9月4日 0時) (レス) id: 0f734cf238 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃしゃねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/KanonGintoki  
作成日時:2017年9月3日 13時

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