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YAMATO'S SIDE
話し終わったA｡
その瞳は何の色も宿していない｡
―今､お前は何を考えてる｡
思い浮かべるのは､誰だ？
苦しそうな顔を見ていられなくて､
気づけば口走っていた｡
｢…一回､ムゲンとこ行ってみるか？｣
コ｢…お前…!!!｣
隣にいたコブラが椅子を蹴飛ばして
立ち上がった｡
ごめんな､コブラ｡
いつもお前には迷惑かけてばっかだけど
コイツの悲しそうな顔を
黙って見てられねぇんだ｡
俺の目の前まできて
睨みを利かせる｡
視線は一秒たりとも離さなかった｡
｢…お前は､このまま
ほっとくつもりなのかよ｡｣
コ｢そういうこと言ってんじゃねぇ｡
琥珀さん達にまで迷惑かけんのかって
聞いてんだよ｡｣
｢逆だ｡
琥珀さんに助けてもらうんだよ｡
…とにかく､俺は
こいつを一人にできねぇ｡｣
Aを泣かせる奴となんか
一緒にいさせるかよ｡
例え対立してたって､きっと琥珀さんは
平等な目で見てくれる｡
雨宮なんかより…
広斗なんかよりきっと､ムゲンの方が
居心地が良いに決まってる｡
―あわよくば
コ｢仲間に､なんて思ってんのか｣
俺の思考回路に
コブラの冷たい声が刺さった｡
俺は甘ったれかもしれねぇ｡
困ってる仲間一人
ほっとけねぇほどのな｡
けど｡
だからといって俺はこいつを
見捨てるつもりはない｡
Aは嫌がるだろうが､
雨宮にいるくらいなら
無名街にだって帰すことも考えてる｡
誰がなんと言おうが､俺はこいつを
最後まで面倒見てやりてぇ｡
雨｢…もういいよ､ヤマト｡
ありがとう｡｣
｢―諦めんなよ｡｣
｢一分一秒でも幸せでいてぇなら､
そのためなら手段なんて関係ねぇよ!
誰かに迷惑かけようが､
結局一番かわいいのはてめぇだろ!?｣
｢当たって､砕けて｡
それでもまた立ち向かって行けんのは
助けてくれる誰かがいるからだろ｡
誰の手も借りずに砕けたまんまじゃ､
なんも変わんねぇ｡｣
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オレンジ★ジュース - はじめまして!!!!!!私も最初から全部読みました!更新楽しみです頑張ってください(*^_^*) (2017年3月20日 1時) (
レス) id: 2ecf1ffa5e (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん - はじめまして(*^^*) 最初から全部読みました！ ここまで書いたのにここで終わりにするのはもったいないと思います！！ 更新が再開されることを楽しみに待ってますo(*⌒―⌒*)o (2017年1月22日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイにゃん | 作成日時：2016年9月15日 6時
