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ともかく､ナオミが無事でよかった｡
少なからず彼女の存在は私の中では
大きいものだった｡
いなくなるなんて考えたくないくらいには｡
｢…っ…｡｣
鈍い痛みが襲う｡
じんわりと広がるような痛みの素を
衣服を捲り上げて見れば､下腹部｡
ちょうどくびれの辺りだろうか｡
殴られた際にできたであろう
真っ青で大きな痣が残っていた｡
テ｢うっわ…｡｣
ヤ｢…それ､ヤバくねぇか？｣
ズキズキと律動を繰り返す痛みに
血の気が引き､顔が歪むのを感じる｡
気づけば膝から崩れ落ちていた｡
ITOKANの堅い床に両膝を打ちつける―前に
ヤマトが肩を支えてくれた｡
ヤ｢おい､A!!
大丈夫か!?たてるか!?｣
下腹部を抑えながら首を力なく振る｡
ヤマトを信じて意識を手放した｡
.
.
目を覚ませば､再び病室に戻っていた｡
まだ新しい記憶の中で､眠るように
目を覚まさない広斗を思い出す｡
鈍い痛みに気付けば､下腹部には
包帯が巻かれているようだった｡
心なしか傷に違和感を感じる｡
-｢雨宮さん､点滴変えにきましたよ…
あら､目を覚まされたんですね｡｣
｢すいません､私病院にくる前の記憶が
ないんですけど…｣
-｢あ､それも当然ですね｡
男性があなたを担がれてここにきたんです｡
見たところ､痣の部分の血管が
ぷつっ､と切れてたんですね｡
なので血管を縫合して､血液を
抜き取らせていただきました｡
このまま後4日は
安静にしていてくださいね｡｣
どうやら違和感の正体は
縫合した傷口らしかった｡
改めて自分の身体を見れば､
あちこちにあった痣も
綺麗になくなっている｡
それは､私が痣が治るくらいの期間
寝ていたことを示していた｡
｢あの､私どのくらいの間寝てました？｣
-｢そうですね…手術後
一週間くらいでしょうか｡
手術の前によほど
疲れるようなことをした方は､麻酔もあって
そのくらいねちゃいますよ｡｣
そうか､と安堵したのも束の間―
-｢そうだ｡雨宮さん…あ､広斗さん｡
一度だけ目を覚まされましたよ｡｣
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REI*CAT√3JSB_Omi(プロフ) - 愛菜さん» ありがとうございます(*⌒▽⌒*)これからヒロインちゃんがコブラ達と更に仲良くなることで､ムゲンとの対決の日にどのような変化をもたらすのか｡楽しみにしていただけると幸いです! (2016年4月12日 22時) (携帯から) (
レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます。お話読ませて頂きました。広人が入院中にコブラ達と仲良くなっていくﾋﾛｲﾝちゃん！！分かっているだろう雅貴は何も言わず見守ってますね。早く広人が目覚めるといいですね↑↑続きも楽しみです。 (2016年4月12日 6時) (レス) id: 7da404dcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイにゃん | 作成日時：2016年3月9日 0時
